「あのへんのゴンドラ軋む冬銀河」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: あのへんのゴンドラ軋む冬銀河
坂本かなえ さん、はじめまして。
私は初心者(ここに投句し始めてまだ半年にもならず、句歴もトータル1年あるかどうか)なので、「要望:褒めてください」のような調整は出来ませんが、コメントさせていただきます。
「あのへん」という指でさせる程度の空間からはじめて、広大無辺な「冬銀河」で終るのですが、中七は視点の切り替えが上手くないと感じます。どこかから指さして“あのへん”のゴンドラを見る。直後に“冬銀河”があるので、唐突に感じます。
あったはずのものが消えて、冬銀河に気づく、という流れなら「あのへん」でもおかしくないのだろうかと。句意がまったく違ってきますが。
あの辺のゴンドラ消えて冬銀河
あるいは、単に「ゴンドラ」と「冬銀河」を取り合わせた景の描写として、「あのへん」を捨てるか(イサクさんの案と似てるか)。
ゴンドラの影の切り欠く冬銀河
あと、ここは添削道場なので、批評の際には提案句など残されると良いと思います。入力フォームの「手直しした俳句
」欄でも、コメント本文中でもよいですが(私は複数の案を挙げることが度々あって、「手直しした俳句」欄への入力は少なくなりました)。
今後ともよろしくお願いします。
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