俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の23ページ目

「絵の如く土手歩む人秋日和」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 絵の如く土手歩む人秋日和

負乗さん、「地下街を」句の添削ありがとうございます。

「さまよひ」か「さまよふ」か、迷った結果、切ってしまいました(「秋の空」が句またがりになっているのを意識しすぎたか)。

御句について。

・初読時は「歩む人」が句の中心と思っていたので、絵のように「歩む人」というのは随分ゆったりとした感じなのだろう(たとえばモネの日傘の女性のような)、そんなイメージにあった女性が居たものとみていました。
・コメントを見ると“浮世絵”! 単に“絵に描いたような”というのでなく、より具体的な描かれ方までイメージされていたとなると、「絵の如く」の五音は勿体ないと思います。「錦絵のごと」「浮世絵のごと」でも、まだ漠然としているような。

以下、絵師の名前を出して、もう少しイメージを具体化させてみるという提案です。字数を使うので、「土手」「人」どちらかを捨てる必要は出てきますが。

 広重の描きたるやうな土手の秋
 歌麿の画に見し人ぞ秋日和

ただ、“浮世絵”と「歩む」とはうまくつながらず(「道行」とか「花魁道中」とか、浮世絵的な歩みには、実景に対する比喩になりそうな絵を想起できず)。「絵の如く」と連用形になっているので「歩む」に掛かっていたものと思うのですが…。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「地図帳にフェンスはなくて秋の空」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 地図帳にフェンスはなくて秋の空

イサクさん、こんにちは。

御句について、鑑賞・感想だけ置いていきます。

げばげばさんの感想「実際はフェンス越しの秋の空を見てる」のもう一つ先。これは、道に迷った状態を詠んだのだろうと。

眼前にフェンスがある。というか、さしあたり人工の構造物はフェンスしか見えない。手元の地図帳(道路地図帳か住宅地図帳か)を見ても境界線を示す線は無数にあるが、どの境界線がフェンスかなんて情報はない。さて私は今どこにいるのだろう、右に行くべきか、左に行くべきか、どうしたものやら。茫洋と広がる秋の空を見上げる。

北脇昇の油彩画《クォ・ヴァディス》に描かれた画家の後ろ姿を想起しました(この絵にフェンスはありませんが)。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

足るを知る友の住まひや葉鶏頭

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

164句目 前句 「生き急ぐ友よ大空冴え渡る」

次は「とう」です。

点数: 0

柞木に色をうながす秋の風

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

172句目 前句 「杖左手右手にスマホで花野撮る母」
書き込み少なかったこの土日。しりとりくらいしておこうと思います。

次は「かぜ」です。

点数: 0

「第二回俳句しリとり実施中」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

172句目について、読みの説明を追記しておきます。

「柞」(ははそ)です。ブナ、ナラなどの木の総称(雅語的表現)で、俳句でも「柞木」の作句例はあります。

 柞木の瘤の冬日に立話(岡井省二)

国語辞典に普通に乗っていたのでそのままにしていましたが、Web検索すると別読みの地名が先にヒットしたので。

次は「かぜ」です。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

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