長谷機械児さんの添削最新の投稿順の22ページ目
「三年も経てば時効よ秋の空」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 三年も経てば時効よ秋の空
知世さん、「六条御息所」句の批評ありがとうございます。
「御息所」表記はギリギリ出来そう。出来そうだけれど、総称としての「御息所」(帝に近い宮女)ではないことを示す補足説明的な描写に音数を使ってしまいそうですね。
御句について。
・セリフがぴたりと句の中に収まっていると思いました。カギ括弧なしでセリフと解る収め方ができるのは、個人的には羨ましく思います。
・セリフの後に措かれる季語「秋の空」。「秋の空」は人の心の変わりやすさを指す言葉でもあるので、このセリフ(あるいはセリフの発言者)には要注意だな、と感じました。一日経ったらまた蒸し返されたり、自分のことは棚に上げたり…。
・コメントにある「時効」と「秋の空」について、この二つが合うか合わないかはよく解りません。秋沙美 洋さんの提案句にある「罪を流して」のような、一旦リセットする、無かったことにするといった気分と「秋の空」は合うような気がします。
※別の句「~虫に好かれをり」(イサク)のコメントの話を(再登場するほどの内容でもないのでここに)。漱石の描いた「先生」といえばまずは「こころ」でしょうが、滑稽・諧謔の句に、いきなりこの人を引っ張り出すこともないかと。「坊っちゃん」の教師陣や「吾輩は猫である」の教師・学者の面々という先生達を想起してコメントしていました。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: アドバルーンなき月曜の秋の空
げばげばさん、「地下街を」句の感想ありがとうございます。
「秋の空恋ふ」(秋・天文)とか「空恋ふ」(春・天文)とか。そんな言葉が季語になる未来は避けたいですね。それは日本人の大半が地下生活者になっているとか?
御句について。
・以前にあった「提灯の撤去」句に似た様な感覚を覚えました。撤去が現在進行形か完了したかの違いはあれど、賑やかな祝祭の後の撤去・撤収に伴う静けさ・寂しさといった感慨。
・既に多くのコメントがあり、コメント返しの中での言及もありますが…「アドバルーン」は現在としては一般的でないという点に引っかかりを覚えます。「月曜」に限らずアドバルーンを見ない現在の読み手にとって、「アドバルーンなき月曜」は、“昔は月曜日にアドバルーンが揚がっていたが、今は月曜日になっても見られなくなった”という誤読もできたりして?
・これもコメント返しで言及されていましたが、「月曜の秋」と見える語の並びを変えたいところです。
以下、参考は語順の変更についてだけ。
秋空にアドバルーンのなき月曜
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
「色褪せたフェンスの向こう秋の空」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 色褪せたフェンスの向こう秋の空
イサクさん、「地下街を」句の批評ありがとうございます。
御句について。
私の読解力の問題なのか、イサクさんの狙いがそこにあるのかは判然としませんが、些か寂しすぎる風景と見えました。近景のフェンスの「色褪せた」がまず寂しく、澄んだ「秋の空」が遠くにしかない(わざわざ「フェンスの向こう」に見ようとするということは、自分の頭上には「秋の空」が無いということ)というのが更に寂しい。
以下は、私なら自分の頭上にも同じような秋の空があるものとしたい、という思いでこうするかなあ、というものです。
色褪せたフェンスを越えて秋の空
今後ともよろしくお願いします。
点数: 0
住之江の外れ舟券秋の空
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中
133句目 前句 「澄み渡る秋純米の酒進み」
同じ2字を繋ぐ人が3人もいるというのは、しりとりとしてどうなんだろう。
次は「そら」です。
点数: 0
長谷機械児さんの俳句添削依頼
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