俳句添削道場(投句と批評)

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アドバルーンなき月曜の秋の空

作者 げばげば  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

秋の空って言われたら、、。
本当に詠み尽くされてきてるだろうなあ。
熱気球とかアドバルーンとかも多そう。

でも、アドバルーンが上がっていて空を見るんじゃなく、昨日まで盛況だったアドバルーンがないことに気づいて見上げる。結果空しかない。切れなし、どうかなあ。

みなさんご意見よろしくお願いいたします。

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 小西晴菜

げばげば様。いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。拙句「女郎花」にもコメントありがとうございました。
「女郎」の語ひとつとっても、持つイメージが様々ですね。私は「薄幸」「貧困」「退廃」といったマイナス面が先立ち、げばげばさんが指摘されていた「美を輝かせて生きる」といったところには考えが及びませんでした。もっと、柔軟な感性を身につけたいものだと痛感し、大いに学ばせていただきました。
さて、御句は、目前に無いアドバルーンを表すことで、過去の賑わいと現在の静けさの両方を伝える、奥行きのある作品ですね。「曜日」が入ることが、読み手の想像を広げてくれます。
常にチャレンジャーのげばげばさん、これからもまた多彩な作品をお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
御句。アドバルーンとはまた、えらく懐かしいものを出してきましたね。昭和40年代くらいでもうなくなったように思っていましたが。げばさんは見たことありますか?私でさえ、子供の頃に見た記憶しかないのに…。
はやさんのおっしゃるように、日曜日までなにかの催し物があったのでしょう。ただでさえ、朝から空虚感が漂う月曜日。ふと見上げた空に、昨日まであったはずのものがない。それがますます空虚感を増幅させています。

初読で句意をつかめました。ただ、「月曜の秋の空」に若干の引っかかりがありました。それは、「月曜の秋」とつなげてしまったからだと思います。「火曜の秋」「水曜の秋」とかあるのですか、と。
その引っかかりは、
・月曜のアドバルーンなき秋の空
とすると解消するのですが、こちらの方がいいとは言えず、逆に改悪かもしれません。
そうなると、「月曜や」と切れを入れるほがいいのでしょう。

歯切れの悪いコメントで失礼しました。

点数: 2

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アドバルーンなき月曜や秋の空

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

げばげばさん、こんばんは😊
拙句、「時速六十キロ~」への早々なコメントありがとうございます。
「蚯蚓鳴く」は、想像上の季語で、うまく使えば面白い句が出来ると思うのですが、ふつうの写生句では、確かに「虫の音」「秋の虫」とか、松虫、こおろぎ、おけら、…と具体的な名前の方が景が掴みやすかったかも知れません。ただ、鳴いている虫も多分、種類はいろいろで、名前も訳わからん状態だったので、「蚯蚓鳴く」にした次第です。「蚯蚓(みみず)」は、こっちが静かに座っている時に聞こえる虫かも知れませんね。

さて、御句ですが、やはり、「秋の空」はスーパー季語だと思いますね。この句だと、私としては、切れを入れてみたくなりました。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

負乗様から出ている「や」で切るのはありだと思いました。

「空」の付き方、「月曜」という措辞、の二点に若干の違和感を感じているのですが、ちょっと答えが出せていません。考えすぎかもしれません。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

俳句的要素が盛り込まれた良い句と思います。
要素と言ったのは、「ふとした気づき」、「月曜の措辞でリアリティが増したこと」、「『なき』という否定的表現」です。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 はや

句の評価:
★★★★★

さすがだなあ…。私なら普通にそのままアドバルーンで詠んでしまいそうですが、「アドバルーンがなくなった空」を詠むとは。
これはきっと「月曜」に意味があるのに違いない。「月」と「空」かな?と思ったり。
日曜まで何かのイベントをやっていて、月曜からは通常に戻った、というぽっかりと穴の空いたような気持ちなのでしょうか。アドバルーンなき空を見上げているのは、イベントの実施者側なのかもしれませんね。無事に終わったなあ、という安堵感とともに見上げる空。そう思うと「や」で切るとしっくりする気がします。
それにしても「ないことを詠む」ってほんとすごいなと思います。それがげばげばさんの持ち味なのでしょうね。いつも楽しみにしています。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

げばげばさま、御句とても素敵ですね。
昨日まではあったアドバルーンがふと見上げれば今日の秋の空には無い、なんてことない光景だとは思いますがそんな些細なことで秋の空の高さや美しさを感じられる句で好きです。
余談ですがアドバルーンって最近全くといって良いほど見る機会がなくなりました。
アドバルーンと言う言葉自体に何か懐かしさを感じたぐらいです。

曼珠沙華の句の添削ありがとうございます。
以前から落語を題材にした俳句を詠むのにチャレンジしていたのですがなかなかイメージがあわずだったのですが今回初めて納得のいくものが詠めました。
殿様の盃わかっていただいて嬉しかったです。
廓と盃のイメージを季語の曼珠沙華にしてみました。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

再登場します。
なおじい様その他の方のコメント見ながら考えていました。
違和感の正体のひとつは、「月曜の」が理屈であることのようです。

発見だとしたら「アドバルーンがない今日(今朝?)の(秋の)空」ですね。
「アドバルーンがない月曜の(秋の)空」とわざわざ言っているということは、
◆露骨に「昨日の日曜までありました」を匂わせており、
◆「バーゲン(催事?)は日曜まで開催だった」と私は知っている、ということを理屈で伝えているような句になっています。

「や」で切ると少し気にならなくなるのは、「月曜」が強調されて切れるので「(毎週)月曜になると、アドバルーンがなくなるなあ・・・」という詠嘆がはっきりと見えてくるから、ですかね・・・?
なおじい様の上五「月曜の」も、月曜強調の似た効果が出ています。

「アドバルーンのある日」と今日を「暗に」比較する、というのは悪いわけではないので
・アドバルーンなき朔日の秋の空
・アドバルーンなき週末の秋の空
・アドバルーン見えぬ今年の夏の空
こういう手はありますね。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 鬼胡桃

句の評価:
★★★★★

おはよう御座います。お久しぶりです。
句を読みまして、上五のアドバルーンで名詞切れかなと感じましたが[なき]で繋がってると解釈し、切れが無いと感じました。
あと、中七の[月曜]とこだわる点があるのかな?とも感じましたが、コメントを見て盛況した日の翌日と強調することで中七の助詞を[の]から[や]に変えた方が切れもあり良いと感じました。
あと、星月夜の句を投句しましたのでコメントお願い致します。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

げばげばさま、いつも丁寧な添削ありがとうございます。
凡ミスやらかしてしまいました。
鯛焼が三冬の季語とは不勉強でした。

ご指摘本当にありがとうございます。
精進します。

点数: 1

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「アドバルーンなき月曜の秋の空」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

げばげばさま、秋ともしの句の添削ありがとうございます。
『吾も』はぼんやりとした灯りとぼんやりした自分を重ね合わせて読みたかったので『吾も』を句に入れました。

点数: 1

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