太陽を模して遺して日輪草
回答者 74
添削した俳句: 夏の日を模して遺して幾億年
おはようございます。
向日葵の進化の歴史を想うとは詩を感じますね。「炎天の落とす伝説落ちぬよう」もノスタルジックでとても良かったので、感性がピカイチなのでは?と思います。
「模して遺して」は「して」の韻ですね。端的に描写するより柔らかな表現で良いと思います。
以下気付いた点です。これを踏まえて提案句ですが…私の技術では向日葵のクドイ説明になってしまいましたorz
・幾億年に引っかかりました。いくおくねんで6音なのと、同じ6音ですが幾星霜ではダメなのかな?という疑問です。
・詠手視点で構成されてる(と思う)のが向日葵の歴史を想う点と相性が悪いかもしれません。私も最初、中七までで「夏の日を模して絵か何か作っているのだろうか?」と読んでいました。ここは下五幾億年の違和感が効果を出して「人間の営みではなさそう」と察せるかもしれませんが…
・太陽の模写と感じるのは人の勝手なので、向日葵の生存戦略や歴史のことと読み取るのはなかなか難しいかもしれません。
・俳句では季語
の持つ力がとても強いので、「夏の日」を選ぶ是非が問われます。御句は全体を通して別のことを詠んでますし、向日葵を想う気持ちを素直に出した方が良いと感じます。
点数: 2