俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

夏の日を模して遺して幾億年

作者 やい言えよ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

いつのまにか「sunflower」と呼ばれるようになったひまわりの営みをどうにか言い表したくなりました

前の句、「炎天の」の批評、添削ありがとうございます。わかりにくく解釈もしづらい句だったようで、少し反省しています。ただそれが今回生かせているかはわかりません…

最新の添削

太陽を真似て代々日輪草

回答者 なおじい

こんにちは。やい言えよ様、いつもお世話になってます。

御句、なかなかの味わいを持った句ですね。
でも、74さんやげばさんのように、すぐには理解できませんでした。お二人のコメントを読んで、考えて、ようやくわかりました。
その意味で、「前句が、わかりにくく解釈もしづらい句で反省」とのことですが、変わってませんよ〜(笑)。
第一に、私のような初心者には、まず、これが向日葵のことを詠んでいるとは思えなかった。第二に、仮に向日葵のことだとわかっても、その「何を」詠んでいるのかがわからなかったというのが正直なところです。
すでに他の方々がおっしゃっていますが、やはり、向日葵を詠み込んだほうがいいと思いますよ。
もちろん、Aというものを詠むのにAと言わない名句は多数あると思います。私の大好きな句の一つ「三日月の頃より待ちし今宵かな」これは満月と一言も言わずに満月の素晴らしさを詠んでいます。しかし、ここは、わかりやすく向日葵を入れましょう。日輪草でも全然構いません。

で、私の提案句ですが、どうも私は「模して遺して」が難しくて馴染めませんでしたので、74さんのご提案句を参考に、よりわかりやすく、私のレベルにさせていただきました。

よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

太陽を模して遺して日輪草

回答者 74

句の評価:
★★★★★

おはようございます。
向日葵の進化の歴史を想うとは詩を感じますね。「炎天の落とす伝説落ちぬよう」もノスタルジックでとても良かったので、感性がピカイチなのでは?と思います。
「模して遺して」は「して」の韻ですね。端的に描写するより柔らかな表現で良いと思います。
以下気付いた点です。これを踏まえて提案句ですが…私の技術では向日葵のクドイ説明になってしまいましたorz
・幾億年に引っかかりました。いくおくねんで6音なのと、同じ6音ですが幾星霜ではダメなのかな?という疑問です。
・詠手視点で構成されてる(と思う)のが向日葵の歴史を想う点と相性が悪いかもしれません。私も最初、中七までで「夏の日を模して絵か何か作っているのだろうか?」と読んでいました。ここは下五幾億年の違和感が効果を出して「人間の営みではなさそう」と察せるかもしれませんが…
・太陽の模写と感じるのは人の勝手なので、向日葵の生存戦略や歴史のことと読み取るのはなかなか難しいかもしれません。
俳句では季語の持つ力がとても強いので、「夏の日」を選ぶ是非が問われます。御句は全体を通して別のことを詠んでますし、向日葵を想う気持ちを素直に出した方が良いと感じます。

点数: 2

添削のお礼として、74さんの俳句の感想を書いてください >>

「夏の日を模して遺して幾億年」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、初読は、夏の日を模して遺してなので、「模して」だから、夏の1日のことではないかな、太陽のことかな。じゃあ、夏の太陽を模している、そして、「遺す」なので、代々受け継いできている、うんうん、で、「幾億年」ここでちょっと悩みました。幾億年もずっと夏の日を模して遺しているもの、うーん、画家の話ではないのかー。うーん、幾億年って太陽のことだよね。

そしてコメントを見ちゃいました。なるほどー、向日葵のことを詠んでたんだなとわかると腑に落ちました。
ここからは、74さんの添削句を前面に推します(*'▽')着地が「幾億年」なので、幾億年の歳月の話になっちゃってるけど、やはり着地は「向日葵」がいいのではないかと。

太陽を模して遺して日輪草

この添削句はいいですねー(*'▽')

やい言えよさん、コメントを読んでとても面白い着眼点で作句されるなと思いました。今後も楽しみにさせてください!

点数: 2

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「夏の日を模して遺して幾億年」の批評

回答者 74

句の評価:
★★★★★

やい言えよさん、こんにちは。再登場失礼します。
まずお詫びを…コメントの中で誤字がありました。「炎天の落とす電線落ちぬよう」なのに伝説になってました…書き込む前に見直すよう気をつけます!申し訳ありませんでした。

やりたい描写のための言葉探し季語選びが難しくも俳句の面白い所ですよね。その工夫を読み取る試みもまた楽しいです。やい言えよさんの今後の投句も楽しみですし、この句の納得いったぞ!という完成形を見れることができたらいいなとも思っています。

拙句へのコメントもありがとうございます。
ソフトクリームをかぱりと一口を大きくして食べるのも爽快ですよね。詠んだのは子どもの初ソフトクリーム体験だったので、意外な感想で驚いています。見方が広がるのもまた楽しいですし、ソフトクリーム食べたくなってきました(笑)

点数: 2

添削のお礼として、74さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

百合香り皐月の空にきみの顔

作者名 加藤勇 回答数 : 1

投稿日時:

無秩序に青芝に寝る少女をり

作者名 まちる 回答数 : 4

投稿日時:

立葵恋してるのかあの空に

作者名 中村あつこ 回答数 : 3

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『夏の日を模して遺して幾億年』 作者: やい言えよ
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ