俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順に並んでいます

「野良犬の儚き生や寒椿」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 野良犬の儚き生や寒椿

気まぐれ亭いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。最近、野良犬って見なくなりました。可愛い捨て犬なら飼ってあげたいけど…。

御句「儚き」がちょっと気になりました。作者自ら「儚き」と言わずに他の言葉で表現して、読み手が「ああ、それは儚いものだなあ」と思うような作りもあるのではと思いました。

コメントからお借りして、

・野良犬の短き生や寒椿
・殺処分待つ野良犬や寒椿
・野良犬のあばらの浮きて寒椿

ああ可哀想!飼えるものなら飼ってあげたいけど…。

点数: 3

「足音に現る機嫌や大根焚」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 足音に現る機嫌や大根焚

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。私は「大根焚き」という季語につき、見たことはありましたがよく知らなかたので調べてみましたら、何か仏教の行事なのですかね?
その辺はよくわからないので、ここではすみません、一般的な大根煮として鑑賞させていただきます。

普通、大根煮を作るといえば、お母さんですよね。作者は、どこかにいて、大根の煮えるいい匂いと、それを作っている母親の足音だけが届いて来る。
そこで、お母さんのご機嫌がわかるわけですね。
私はまず、お母さんのご機嫌はいいと思いましたよ。何故なら、ご機嫌斜めで、いい匂いのする大根煮は作れませんもの。おそらく、軽やかなステップを踏みながら、くらいではなかったですか(笑)?

一方、固いことを申し上げるようですが、原句の中の句は、私の読み方では「あらわるきげんや」と中八になっていると思います。それを調整してみました。

・足音に見えるご機嫌大根煮
・機嫌よく響く足音大根炊き
・足音に機嫌のわかる大根焚

我が家では、昨日、大根と人参とかの炊いたんでした。

点数: 1

「つるばみのクレパス転ぶ冬の山」の批評

回答者 なお

添削した俳句: つるばみのクレパス転ぶ冬の山

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。
私は初読で、季語が冬の山ですから、「クレパス転ぶ」で、てっきり、冬山の氷の裂け目に転落、までは行かずとも、転倒したというような句かと思いました。その時点では、つるばみの意味がわかっていませんでしたが。
そのつるばみのヒントを得ようとご自身のコメントを拝読。あれ?スケッチ?ご自身は登っていないのか?あ、これって、クレバスでなくてクレパスだ!神田川の24色の!
そういうことで鑑賞し直しました。

「つるばみ」が難しかったですが、冬山を象徴するような重苦しい色なのですね。その色のクレパスを手に取ろうとしたら、それが手を離れて落ちてしまった。その時に作者は、冬山だからと言って、この色ばかり塗りたくっていていいのだろうが…と、一瞬、心の葛藤があったのでは?
それをお詠みになったのかと思いました。このままいただきます。

点数: 1

「冬山やフォークソングに集う夜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬山やフォークソングに集う夜

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。いい光景ですねー。私もこんなことありました。と言っても、どちらかと言うと夏山派でしたが(笑)。

御句、私はあまり気になりませんが、俳句で「や」とか「かな」のような古来からの技法を使う場合は、文語表記に統一したほうがいいと言われたことがあります。
それからしますと、

・冬山やフォークソングに集ふ夜

となります。ただ、題材が「フォークソング」と、70年代とはいえ新しいものなので、文語表記にこだわるかどうかは微妙かもしれません。

この点は、他の詳しい方々のコメントをいただければ私も勉強になります。よろしくお願いします。

点数: 1

「夕焼けと別れを告げる黒の群れ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夕焼けと別れを告げる黒の群れ

にゃん小僧さん、こんにちは。
御句拝読しました。
先に気まぐれさんもおっしゃっていますが、何よりもまず、「黒の群れって何?」そこに気が行きます。
普通に考えればカラスですが、カラスはあまり群れないような…。では他の鳥?ちょっと特定しにくいですね。
次に、「夕焼けと別れを告げる」ですが、素直に読めば、夕方になったので、じゃあねーとか言いながらそれぞれの家に帰っていく様を描いていると思います。
でも、もしそうなら、夕焼けとさよならではなく、夕焼けの中でさよなら、のイメージですね。
でもそうなると、昔から、夕焼けだからみんな帰ろう、というのはものすごくたくさん詠まれてきています。「夕焼けこやけ」の歌しかりです。
何か工夫したいですね。オリジナリティです。
黒の群れが、黒い服の集団であるならば、

・夕焼けにさよならオールブラックス
・夕焼けに故人を偲ぶ葬儀かな
・夕焼けに黒山羊を追う童かな

俳句は想像の文芸とは言いますが、「黒の群れ」をわかってもらいましょう。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

低山と言へど急坂寒椿

回答数 : 19

投稿日時:

十二月生まれを損と悔やむ孫

回答数 : 16

投稿日時:

友の句の上位入選日向ぼこ

回答数 : 21

投稿日時:

冬の宿ダイヤル電話をもて遊ぶ

回答数 : 23

投稿日時:

獲れ高を競ふ浜辺の焚き火かな

回答数 : 20

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

ゆつくりと雲の影ゆく花野かな

作者名 つちや郷里 回答数 : 7

投稿日時:

冬の浜タミル語の缶朽ちてをり

作者名 秋沙美 洋 回答数 : 3

投稿日時:

天の川宇宙の2文字が果てしなく

作者名 こま爺 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ