「楚々として都忘れの穏やかさ」の批評
回答者 なおじい
添削した俳句: 楚々として都忘れの穏やかさ
笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。おっしゃる通り、都忘れは派手ではなく、楚々として穏やかな花ですよね。
御句は、都忘れという花の特徴をうまく示していらっしゃると思います。
しかしそれは同時に、俳句が、季語の説明になってしまっているということになります。
このような詠み方もあるとは思いますが、例えば、季語とはあまり関係の無さそうな事柄を詠んで、そして季語と合わせるというやり方もあると思います。
・母逝きて都忘れの鉢残り
即吟で恐縮ですが、季語の力により、何も言っていない作者のお母さんの生前の姿が浮かんでくるような気がしませんか?
こういうのもありかと思いました。
点数: 2