俳句添削道場(投句と批評)

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珈琲にゆらりゆらりと月の舟

作者 丼上秋葵  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

こんばんは。
現役カフェ店員おくらの、シリーズ第三段です!

酒の杯に月を浮かべるのは、平安時代の頃から使い古された、手垢まみれのベタな内容ですが、珈琲ならばどうか! と思い付きました。

ブラック珈琲は、夜空のように真っ黒だし、むしろ、星月夜ごとカップの中に注ぎ込んでしまえばいいのでは?

と、ここまで考えて、類句がないかネットで検索したところ…(´;ω;`)

『月光浴』柴田淳
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B00309
参考:うたまっぷ

くそー、やりますね💦やはり、私の浅はかな考えなど、すでに先人が通った道だったか…orz

しかし、そこで諦めないのが、粘り強さに定評のあるおくらです。

× 珈琲に月を浮かべて夜長かな
× 珈琲やカップに揺れる星月夜
× 珈琲やカップに揺れる月の舟

数々の推敲を経て、遂に辿り着きました。ぎりぎりの独自性。

◆珈琲にゆらりゆらりと月の舟

中七の「ゆらりゆらり」は【「珈琲」に浮かぶ「月の舟」の視覚的情景描写】をしながら、【詠み手が「珈琲」タイムに感じているゆっくりとした時間】も表現してみようと試みました。上手くいっているでしょうか?

ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

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添削対象の句『珈琲にゆらりゆらりと月の舟』 作者: 丼上秋葵
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