俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削最新の投稿順の7ページ目

「昨夜使ったハンカチを置いてゆく」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 昨夜使ったハンカチを置いてゆく

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。
忘れがたみという感じですね。

原句では少し散文的ですので、このようにしてみてはいかがでしょう。

・また来ます昨夜のハンカチ置いてゆく

ご感想を聞かせてくださいな。この際、中八とかはまあいいとしてね(笑)!

点数: 0

「鳥ノ巣はカラ廃校の屋根」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 鳥ノ巣はカラ廃校の屋根

熊本太郎さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。優しいですね、お母さんを母校に連れて行ってあげるなんて。感慨深いものがあったでしょうね。

御句、3点ほど気になりました。
一点目、ご存知と思いますが、俳句は五七五が基本形です。ところが御句、七七で、五が足りません。

二点目、季語は鳥の巣だと思いますが、これが春の季語であるのは、そこにいる雛の黄色いくちばしや、可愛い囀り声が映像や音響となって春を演出していると思うのです。それがカラではいかがなものでしょう。

以前、私が俳句を始めた時に、この道場のお題が「泉」でした。その時私は枯れた泉とかで詠みましたところ、先輩から、「泉というのは、豊かな水がこんこんと湧き出ていてこその季語だ、枯れてしまっていては、もはや季語としての力がない」というようなアドバイスをいただきました。それと同じような気がします。

三点目、「カラ」という表記です。これは漢字では「空」となるわけですが、これでは意味が通じないので、「カラ」とお書きになったのではと思います。しかしそれは俳句ではあまりカッコよくないです。それよりも、二点目でお伝えしたことと関連しますが、その巣がどのような様子であったかは、読み手の想像に任せてもいいと思うのですよ。

それよりも私は、コメントにしか書かれていない、「お母さんを連れていってあげた」ということを伝えたいと思いました。

・母連れていく廃校に小鳥の巣
・取り壊す母の母校や小鳥の巣

お母さんを大切にしてあげてくださいね!

点数: 0

「吾子おくる行きつ帰りつ春の空」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 吾子おくる行きつ帰りつ春の空

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
お子さんを送りましたとのこと、その行き帰りをお詠みになったのですね。

私が個人的にちょっと気になりましたのは、「おくる」です。もちろん竜子さんは、お子さんの目的地まで(あるいは途中まで)一緒に行くことを意味なさっていると思うのですが、「おくる」には、別に悲しい意味の時もあります。
以前私も友だちとか母をおくるとかの句を考えて、推敲ののちにやめたことがあります。

こんな懸念を避けるには、目的地、あるいはそれを示唆する言葉を入れると解消します。

・吾子おくる春初めての通学路
・吾子おくるピアノ教室春の風

もちろん、「行きつ帰りつ」という措辞がありますので、私の心配するような読みはされないとは思いますが、お伝えさせていただきました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「逃水や一人で挑む下校かな」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 逃水や一人で挑む下校かな

シゲさん、こんにちは。
初めましてかと思いましたら、以前のお名前の時に一度コメントさせていただいています。またよろしくお願いします。

御句、切れが「や」と「かな」で2箇所ありますが、そうすると、読み手は作者の感動がどちらあるのかがわかりにくくなりますから、どちらか一つにしたほうがいいと思いました。
私としては、下五「下校かな」を他の言い方で工夫できるのではないかと思いました。

・逃水や一人ぼっちの登下校
・逃水や下校今日から一人きり
・逃水や一人で帰る通学路

よろしくお願いします。

点数: 2

「おさがりのジャージ着る母夏隣」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: おさがりのジャージ着る母夏隣

竜子さん、こんにちは。
相変わらず精力的なご投句、素晴らしいと思います。

御句拝読しました。なかなか面白い句ですね。
私は、竜子さんのお子さんのお古を竜子さんのお母様が着ているのだと思いました。
そういうのも「おさがり」というのかな、なんて思い、あ、でも、お母様のお姉さんのおさがりかもしれない、それならつじつまが合うなぁ、なんてことも思いました。

そして他の方々のコメントを拝読。そしたら負乗さんが、「この母はご自身のことですかね」と。なるほど、それって面白い!少し自虐的で滑稽味が増してきます。

さらにめいさんの、末っ子のも面白い。映像がより鮮明になりますね。この母はどっちなんだろう?ご自身か?お母様か?(笑)

いずれにしても、なんだかほのぼのとする佳句ですね。
ちなみに、私も息子の置いていった服や靴を愛用しています(笑)。

点数: 2

なおじいさんの俳句添削依頼

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