俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1558ページ目

「吹雪の夜埋もれて見えぬ百度石」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 吹雪の夜埋もれて見えぬ百度石

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはいい題材ですねー。というか、よくこのような光景に思いを馳せましたね。すごいです!
ここで確認したいのは(固い言い方ですみません)、埋もれて見えないのはお百度石ですよね?吹雪の中でお百度参りをする人が見えない、ということではないですよね?
なぜこのようなことを聞くかというと、投稿句と候補句には違いがあるからです。投稿句は石が見えないとのことですが、候補句は人が見えないようになっているからです。
吹雪の中でもお百度参りをするというのは、詩情というよりもはや鬼気迫るものがありますので、私は、石が隠れるほうで考えさせていただきます。

そうなりますと、中七の「埋もれて見えぬ」が、動詞の重なりもあって説明調になっています。

・雪の夜在処(ありか)の知れぬ百度石
・吹雪の夜行方不明の百度石
・吹雪の夜お百度石の姿なく
・百度石も願いも覆う吹雪かな

ごめんなさい、偉そうなことを言った割には提案句が今一つですね。
雪は何でも覆い尽くす、というのもいいのですが、これが埋もれてしまっては困る人がいるだろう、と、その人に心を寄せるのは、いい詠みになると思います。よろしくお願いします。

点数: 2

「雛飾余白の黄ばむ四言古詩」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雛飾余白の黄ばむ四言古詩

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。基倫子さんの句ですから、ずっと気になっていたのですが、何だか難しそうで、ご自身のコメントを読んでも、他の方々のコメントを読んでもよくわからず、すみませんが後回しになっていました。
でも、それではいけないと、先ほどようやく「詩経」「四言古詩」「桃夭」を調べました。なるほど!
基倫子さんは、これを「思い出す」とおっしゃっていますが、句中では「余白が黄ばむ」とのことですから、お雛様の近くに掛けたりして飾っていらっしゃるのですね?
黄ばんでいるのは余白とのことですが、こういうものは四隅から黄ばんでくるものだと思いますので、

・雛飾り四隅の黄ばむ四言古詩

と置かせてください。よろしくお願いします!

点数: 0

「初開き猪口の底ひの二重丸」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初開き猪口の底ひの二重丸

げばさんこんにちは。
再訪です。拙句「三寒四温」にコメント有難うございました!嬉しかったですよ。本当に、すっかりご無沙汰になってしまいましたねー。
お仕事、お忙しいのですねー。私は、まだ現役で仕事をしているとは言いながら、すでに一線を退いた形で、以前のように残業もないですし、自分のペースで進められますので有難いです。オフィスでも、少し行き詰まると、休憩所へ行って、このサイトのコメントしたりしていますよ(笑)。
でも、企業の決算に関係する仕事なので、これから繁忙期に向かいますけどね。

懐かしい句を覚えていてくださいましたね!嬉しいです。卓鐘さんのリードで、しりとり俳句やった頃、懐かしいなぁ。卓鐘さんがお元気だと教えてくださって感謝です。良かった。
げばさん、寒さが厳しいですけどお身体に気をつけて。
たまにはまた、お顔出してくださいよ、お待ちしてます!

点数: 1

「亡き父の句帖見つけし春の雪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 亡き父の句帖見つけし春の雪

藤田美穂さん、こんにちは。初めまして。
って、本当に初めましてでしょうか?以前もご投稿なさっていませんでしたか?デジャブかな(笑)。

慈雨さんもおっしゃっていますが、お問いかけが、「説明になっていないか?」「季語が動くか?」など専門的です。普通、初めての方は、「これ、俳句になっていますでしょうか?」とかお聞きになりますから。
さて御句拝読しました。説明にはなっていませんが、できれば、俳句では作者の動作は入れない方がいいようです。
また、季語の「春の雪」、私は大好きな季語です。動くかと言われれば、もちろん他の春の季語でも相応しいものはあると思います。それだけ題材の懐が広いということです。ここは「春の雪」で行きましょう。
あと、亡き父の「亡き」は、慈雨さんのおっしゃる通りで、亡きと言わなくてもう他界なさっていると伝えられるといいなと思います。

・埋もれし父の句帖や春の雪
・くくられし父の句帖や春の雪

ところで、見つけられたのは句帖でしたか。句集ではなくてね? 私の句帖など、家族は「なんじゃこりゃ?」と放り出してしまうかも。絶対俳句に詠んではくれない!

点数: 1

「鳥果てて蒲団の中にやすらけし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鳥果てて蒲団の中にやすらけし

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。
鈴蘭さんと同様に、私も、可愛がっていた鳥さんが死んでしまったので、布団に寝かせてあげているという句だと思いました。それはそれで、いい句だと思いました。
そしてコメントを拝読して、「えっ!?」、全然違いました。
それでも私は、下五のやすらけしを、作者に安らかな眠りをもたらしてくれるという意味だと思っていました。これもそうではなく、そこが鳥たちの安住の地みたいな意味ですね?

少し、私のような誤読を避けるために、わかりやすくしてみてもいいでしょうか。

・鳥死して残す羽毛の蒲団かな
・鳥果てて羽毛蒲団に生き返り

やすらけしは入れられませんでしたが、羽毛はそのためにむしられるのではないとすれば、供養にもなり、「安らか」に通じると思います。
どうぞよろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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