俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削最新の投稿順の1255ページ目

窓覆う糸瓜の花の余るほど

回答者 なおじい

添削した俳句: 窓覆う糸瓜に花の十四五六

こんにちは。イサク様、いつも勉強させていただいております。

御句につき、一度提案句を置かせていただきましたが、その際に認識違いをしてしまいましたので、再度置かせていただきます。

最初の提案の際も私は糸瓜と糸瓜の花の違いを認識しており、イサク様もここは糸瓜そのものではなく糸瓜の花を詠んでおられるとわかっていました。
しかし提案句を置かせていただく際に、糸瓜の花を糸瓜と安置にまとめて進めてしまいました。作者の意図を軽視した行為で、おわびします。
もちろん、読者の感想はそれぞれであり、色々な捉え方があるのは当然で、それを謝るとか詫びるというのはおかしいと思います。しかし今回はそうではなく、作者がきちんと区別なさっているものを安置に一緒くたにしてしまった、そのことについてです。

点数: 2

蝉時雨父の臨終ご存知か

回答者 なおじい

添削した俳句: 臨終の父に窓から蝉時雨

みんみん様、こんにちは。

大変でしたね。

御句ですが、提案句を考える際に、私は、臨終という言葉を使わずに最期の時を表現しようと思いました。しかしなかなか難しかった。この句で描写している情景が非常にデリケートであるため、なまじっかな表現では失礼にあたるだろうと、慎重になったためです。
そこで私は、蝉時雨を上五に持ってきました。これだけ蝉が鳴いているが、君たちは、私の父の臨終をわかってくれているのか?というような気持ちを詠んだつもりです。

点数: 1

夏空や点滴ぽたり父の腕

回答者 なおじい

添削した俳句: 点滴のぽたりと夏空父の腕

みんみん様、こんにちは。

御句を読んでお父様のご容態を案じておりましたが、次の句では…。それはまた次の句の評価をさせていただく時に書きますね。

御句はお父様を思う気持ちが、病室の様子の描写だけでなく、夏空を入れることによってより効果的に伝わってきます。素晴らしいですね。
というのは、私も初心者ですが、作句を始めた頃に御句を読んだら、「なんで病気の親父さんと夏の空が関係あるの?」などととぼけた疑問を抱いたことでしょう。「季語の力」というものを理解していなかったのです。その点、みんみんさんは、初めてと言いながら、しっかりその点を心得ておられる。みんみんさんのコメントで、私はあらためて勉強させていただきました。感謝します。

私の提案句ですが、すでにイサク様が良句を出しておられます。ですので私は視点を少し変えて、点滴も入れて詠んでみました。
中七は「点滴落つる」「点滴ポタリ」と迷いましたが、原句を尊重して「ぽたり」とさせていただきました。

ここで、次の句を見ていなければ、「お父様お大事に。ご快復をお祈りします」と結ぶところですが…。夏空が悔しいです。

点数: 1

窓覆う糸瓜さすがに持て余し

回答者 なおじい

添削した俳句: 窓覆う糸瓜に花の十四五六

こんにちは。イサク様、いつも勉強させていただいております。
拙句「あきらめよ」ご評価ご添削をはじめ、毎回的確なご指導感謝しております。伝えたいことが伝わるように精進します。

さて御句ですが、糸瓜が窓を覆うほど育ってよかったですね!うらやましい。グリーンシェードとか言うんですよね。私もかつてチャレンジしましたが、今一つ思ったようにはなりませんでした。

御句、初見では、なぜ下五を十四五六などとなさるのかと。読みは「じゅうしごろ」でしょうか、字余りではないにしても、十五六でいいのではないかと。いやそれ以前に二つ三つとかならまだしも、こんなに多いなら一言「たくさんの」と言えばいいのにな、と思いました。
とはいえ、イサク様のことですから、何かお考えがあるのかもと。

提案句は、「花」入れたかったですが糸瓜に含ませていただき、イサク様のコメントから持て余すをいただき置かせていただきました。

この道場のおかげで、私も「糸瓜」くらいは難なく読めるようになりました!

点数: 0

風死せり切れかかってる蛍光灯

回答者 なおじい

添削した俳句: 風死すや蛍光灯の点滅す

こんにちは。げばげば様、いつも勉強させていただいております。

拙句「あきらめよ」他、ご評価ご添削そして温かなお言葉ありがとうございます。励みになります。

さて御句、真夏の夜のどよ〜んとした雰囲気がよく出ています。それは点滅する蛍光灯の様子でより増幅されて、なんだか、一触即発、何かが起きそうな不安定な状況をうまく演出していますね。
提案句は、蛍光灯の、「不規則な」点滅がキーになると思い、最初は「点いたり消えたり」と入れようとしたのですがあまりにベタでやめました。そこで素直に(?)、「きれかかってる」と。やんちゃな若者が「キレる」のとは掛けてはいませんが、ムードは馴染むかも。

近所にこういう蛍光灯があると、取り替えに行きたくなりますよ。自分の家でなくても。

点数: 1

なおじいさんの俳句添削依頼

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