俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

点滴のぽたりと夏空父の腕

作者 みんみん  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

入院中の父の病室で、点滴の向こう側に見える夏空があんなに清々しいのに、細くなった父の腕を見る自分はこんなに切ない、という気持ちをどう表現したらいいか添削して頂きたいですす。初俳句、ど素人です…宜しくお願いします。

最新の添削

夏空や点滴ぽたり父の腕

回答者 なおじい

みんみん様、こんにちは。

御句を読んでお父様のご容態を案じておりましたが、次の句では…。それはまた次の句の評価をさせていただく時に書きますね。

御句はお父様を思う気持ちが、病室の様子の描写だけでなく、夏空を入れることによってより効果的に伝わってきます。素晴らしいですね。
というのは、私も初心者ですが、作句を始めた頃に御句を読んだら、「なんで病気の親父さんと夏の空が関係あるの?」などととぼけた疑問を抱いたことでしょう。「季語の力」というものを理解していなかったのです。その点、みんみんさんは、初めてと言いながら、しっかりその点を心得ておられる。みんみんさんのコメントで、私はあらためて勉強させていただきました。感謝します。

私の提案句ですが、すでにイサク様が良句を出しておられます。ですので私は視点を少し変えて、点滴も入れて詠んでみました。
中七は「点滴落つる」「点滴ポタリ」と迷いましたが、原句を尊重して「ぽたり」とさせていただきました。

ここで、次の句を見ていなければ、「お父様お大事に。ご快復をお祈りします」と結ぶところですが…。夏空が悔しいです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

夏空や父の腕より伸ぶる管

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

はじめまして。よろしくお願いします。

句の題材や取り合わせは悪くないですね。
せつない気持ちを「切ない」と句の中で書かずに上手く伝わっています。初心者さんとは思えません。

慣れてくれば理由はおいおいわかってくると思いますが、この句の場合は、季語「夏空」を上五か下五において、「点滴」と「父の腕」を離さずに書いた方がオーソドックスに伝わります。
中七がダメなわけではないですが、風景がぶつぶつ切れますので、この句の場合は他の語とのバランス上・・・です。

・夏空やチューブの先の父の腕
・点滴はぽたり父へと夏の空

点数: 0

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

「点滴のぽたりと夏空父の腕」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はじめまして。

俳句ですか。病室の父と夏空を取り合わせること。父の点滴の様子を描いて、後は夏空という季語の力に気持ちを託していること。とてもいいですね!

そうなると、やはりイサクさんのおっしゃる通り、中七に夏空を挟んだのがもったいないかなあと。点滴、夏空、父の腕の順番にカットが変わるのがせわしない感じがします。

点滴のぽたりを活かしたい気持ちもありますが、中八の解消も考えるとイサク様の添削がすっきりしています!夏空からカットが変わって父の腕?何?と思うと、父の腕からは何かのびている、あ、点滴チューブか、という映像の流れとともに、病室に父がいるんだなとわかった瞬間、季語夏空の持つ力がググッとまたいきてくる、清々しさと切なさの対比が引き立ってくる。

このサイトの先輩たちの添削はとても的確です。ぜひ俳句を楽しんでください!

点数: 0

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

曙に冴ゆ踏み締める薄氷の音

作者名 阿南 回答数 : 1

投稿日時:

春雨はぴちぴち跳ねる小魚か

作者名 くまた 回答数 : 5

投稿日時:

午前九時家の形に残る霜

作者名 めでかや 回答数 : 3

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『点滴のぽたりと夏空父の腕』 作者: みんみん
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ