俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1361ページ目

「駄句駄句を垂れ流すひと蚯蚓鳴く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 駄句駄句を垂れ流すひと蚯蚓鳴く

松健四歩さん、こんにちは。
御句およびコメント拝読しました。

まずコメントについて。チェックリストが全部当てはまるという方が複数いらっしゃって、驚きました。私はあまり当てはまりませんでした。
最初の二つは当てはまります。次ですが、私は別に褒めて欲しいとは思いません。正当な評価が欲しいだけです。自分の句を自慢したいなどと思ったこともありません。
自分の俳句知識を「伝えたがっているかどうか」は別として、私はここで先輩方にとても親切に色々と教えていただいたので、今度はそれを私がお伝えする番だとは思っています。
俳句講師ぶるほどの知識はありません。ただ、こちらは親身のアドバイスのつもりでも、受け取る側からしてみたら「先生みたい」「偉そう」と思われることはあるかもしれません。気をつけていますが。
暇潰しに利用したことはありません。これでも現役で仕事をしています。ただ、通勤の電車の中や、就寝前に寝床で拝見することはありますが、特に暇潰しとは思っていません。
交流広場とする、これは当てはまりますね。お孫さんの活躍やお身内が亡くなったり、そうしたことは一緒に喜んだり悲しんだり。そもそも俳句は日常生活を詠むことが多いですから、それを見せ合うことは自然と交流広場になりますね。
他の方々に申し訳ないですが、最も当てはまらなかったのが、最後の「我が物顔で駄句を垂れ流す人」でしょう。私の投句や提案句が駄句と言われたらそうかもしれませんが、「我が物顔で垂れ流して」はいませんでしたから。

次に御句についてです。上五「駄句駄句を」は、「だくだく」というオノマトペとかけているかと思いましたら、そうでもなさそうですね。
また、初読では、駄句を流すのはご自身で、自虐的にお詠みかと思いました。

・だくだくと駄句垂れ流す蚯蚓鳴く

と、ご自分のことをお詠みかと思いました。他の方々の句を駄句などと、そんな失礼なことはあり得ないという先入観からかもしれません。

最後に、ここでお伝えするのが適切かどうかわかりませんが、竜子さんの句についての書き込みについてです。
言葉遣い等については、もう他の方々がおっしゃっていますし、何をか言わんやだと思いますので、私は俳句のことを書こうと思います。

竜子さんのご投句は4月末ですか、私はちょうどこの頃、決算業務で一時的に不在だったのか、オンタイムで覚えていませんが、いい句だと思います。
なぜなら、「潮時を見切る漁師」とは、大変な褒め言葉だからです。潮時とは、漁に出る、漁場にとめる、漁を始める、終わる、引き上げる、これらのタイミングのことで、それを見切る、すなわち総合的に判断することは、よほどのベテランでないとできません。この句には、そうした経験を積んだ漁師への畏敬の念が表れていると思いました。コメントも、「世の中、どんなことにもタイミング(好機)というものがある」ということだと思いました。
松健さんは、もしかしたら、潮時を「引き際」のように勘違いなさったのではないでしょうか?そうであれば誤解だと思います。
もちろん、他にも色々な背景があったのかもしれませんが、それであればその時に直接お伝えになっても良かったですよ。ここはそういうところです。私も全くそのつもりではなくて投句したものを、他の方々に指摘を受けてお詫びとか訂正をしたことがあります。

長くなりましたのでこのくらいにしておきます。
松健さんは、ここが出入り自由で色々な方がいらっしゃるのがよくお分かりになったとのこと。
であれば、またお会いできるかもしれません。「蚯蚓鳴く」なんていう季語を使える方はそんなにいらっしゃいませんから。

点数: 7

「角皿に盛りたる秋刀魚はみ出しぬ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 角皿に盛りたる秋刀魚はみ出しぬ

竜子さん、こんにちは。
心中お察しします。色々とありますが、ちょっとここは、このご投句について。

御句拝読しました。初読では、焼いたサンマを思い浮かべました。
ただ全体に説明感がありましたので提案句として、

◯◯◯◯◯皿をはみ出す焼き秋刀魚

を考え、上五を検討しながらご自身のコメントを拝読。
すると、魚屋さんの光景?まだ焼かれていない?
そうなるとちょっと変わってきますね。

・店先の笊をはみ出す秋刀魚かな

笊(ざる)がちょっと読みにくいでしょうか。

点数: 3

「雨上がり翁は鳩と話しをり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雨上がり翁は鳩と話しをり

宙也さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい光景だと思うのですが、季語が見当たらないようですが?
雨上がり、翁、鳩、いずれも季語には当たらないと思います。
いい光景をお詠みと思いますし、それなりの季語を斡旋なさればいい形になると思いますので、再投句なさってはいかがでしょうか?
よろしくお願いします。

点数: 0

「祖父の箸七輪離れぬ秋刀魚かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 祖父の箸七輪離れぬ秋刀魚かな

付箋丸さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい光景ですね。なんだか懐かしさを覚えます。流行りの言葉で言うと、「昭和!」ということですかね(笑)。

慈雨さんの後追いのようになりますが、私からもお伝えさせてください。
一読して、お祖父さんの箸が七輪から離れないように読めます。これは語順の関係ですね。基本的に主語+述語の順番になりますから。
中七以下だけ読むと、「七輪離れぬ秋刀魚かな」で、問題なく筋が通ります。でもそうなると、上五の「祖父の箸」が浮いてしまう。祖父の箸が何なのか、どうしたのかですよね。

・網こそぐ祖父七輪の秋刀魚かな

「こそぐ」ってわかります?通じますか?

点数: 1

「嘘つきと言はれて秋は深まれり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 嘘つきと言はれて秋は深まれり

イサクさん、こんにちは。
御句拝読しました。心中お察しします。
私はドラえもんのことはちょっとわかりませんが、とにかくイサクさんには感謝しています。私が入門した頃、一生懸命に指導してくださいました。正直、たまに、このヤローとか思ったこともありましたけどね(笑)。でもそういう時は大体自分がバカなことやっているから。ちゃんとそんなこと言ってくれる人、他にいませんもん。あ、いた、秋沙美さんと卓鐘さんもだ。
げばさんは同期と思っていましたが、どんどん私を置いて先に行ってしまったので、もう知らない!(笑)
でも今、一番すごいと思っています。悔しいけど(笑)。

イサクさん、イサクさんは嘘つきなんかではないですよ。嘘つきとは、自分の非を認めない人のことです。

まあ、また引き続きアドバイスよろしくお願いします。

点数: 4

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