「突堤は月の明かりよ鯛の引く」の批評
回答者 秋沙美 洋
久田さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
んー詠もうとしている光景は好きなのですが、ちょっとこれは勿体ない句になっているかと思います。
突堤に月明かりが差していて、竿には鯛が掛かっていて…月を詠みながら鯛も詠んでいる形となって、結果的にどちらも中途半端な描写になっているかと。
月は今まで散々詠まれて来ていますので、ここは鯛をやや大げさに活躍させた方がオリジナリティが出ると思います。
大きな鯛が糸をぶち切っていき、その行く先を月が照らしている…というイメージで。
「糸切りし鯛の行方を月明かり」
あるいは、今まさに大物の鯛と格闘しているという場面を書くなら
「月光や大鯛糸を切らんとす」
点数: 0
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
釣り糸にかすかな音が。