「吾が胡坐犬のねぐらぞ春の宵」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 吾が胡坐犬のねぐらぞ春の宵
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。光景がよくわかる句ですねー。
私は初読では、「犬のねぐらぞ」がちょっと気になりました。「犬」と言ってもそこら辺の犬ではなく、愛犬ですよね。何か他に言い方ないだろうかと。
また、「ぞ」ですが、これってどうなのかなぁと。あまり馴染みがないので…。
しかし、何回か読んでいるうちに、だんだんわかってきました。
上五で、「吾があぐら」としていますね。これは人間。中七では「犬のねぐら」と対比させている。愛犬とかそういうことではなく、一つ上をお詠みですね。
それに、この句の場合は、愛犬などと言わなくても、どう考えても愛犬の仕草であり、言わずもがなですよね(笑)。
あと「ぞ」。これは、何回か読んでいるうちに、「だぞ!」と読めてきました(笑)。そうなると、ちょっと抱いていた違和感が消えて、逆に親しみが湧いてきました。
このままいただきます。私もこういうワンちゃんを飼いたい!
点数: 1