「草取り中汗二割り増し蝉の声」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 草取り中汗二割り増し蝉の声
藤岡 瞳さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。ご自身でおっしゃっているように、汗と蝉が季重なりですね。でもそれを自覚なさっているのは大したもんです。あと草取りも重なっているのですが、もう二個も三個も同じですね(笑)。
季重なりは必ずしもいけないことではないようですが、やはり俳句に季語は一つ、という原則を守りたいです。それならどうするか。簡単です。どちらかを諦める、というか、二つに分けるのです。
例えて言えば、「ステーキと鰻の蒲焼き、多すぎて一度に食べられません。どうしたらいいでしょう?」というご相談であれば私は、「2日に分けていただきなさい」とアドバイスします(ヒントになっている?)。
草取りで、汗で、蝉の声で三句詠めるはずです。
点数: 1