「名月へ紫煙妖しく上りゆく」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 名月へ紫煙妖しく上りゆく
つちや海郷さん、こんにちは。
御句拝読しました。
昨夜の月はきれいでしたね。この道場のメンバーも日本の各地で色々な状況でご覧になって、色々な句をお詠みになるだろうなと興味深く鑑賞していました。
さて、作者は女性と月を見ていますね。タバコを吸う女性と。
まず「上る」と「昇る」ですが、私も「昇る」かなと思いました。意味的にもそうですし、「上る」ですとなんとなく「あがる」と読まれそうな気がします。
また、「妖しく」ですが、これも感じさんと同様、こう言わずに妖しさが出せれば・・・と思いました。
・名月へ紫煙ゆらりと昇りゆく
月を見て、チラッと横を見ると…。そこまではありがちなパターンかもしれませんが、紫煙を入れたことで
名月を見たあとのことまで想像させる句だなと思いました。
点数: 2