俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削最新の投稿順の19ページ目

ちくちくと腕をのぼり来かぶと虫

回答者 卓鐘

添削した俳句: ちくちくと手にかぶと虫のぼりけり

「シャンプーに猫と蚤とが跳び跳ねり」これ誰の句でしょう?これすごく好きです。説明・散文の語順はそうですが、それが常にダメというわけではないはずと考えています(多分。。。)これは、リズムも躍動感があるし、猫と蚤との並列が違和感なく受け入れられる。散文的な語順が返って映像を際立てているように思います。(最後は、文語より口語が好み(飛び跳ねる))

別の句の感想ばっかりですみます。御句について。
甲虫の描写をしつつ、這い上がってくる感覚を詠んだところがすごくいいと思いました。以下2点を意識して提案句です。
・「のぼりけり」とのぼった状態を詠嘆するより、のぼって来ているまさにその瞬間を詠んだ方が「ちくちく」が生きるのではないか。
・「手」ではなく「腕」ではないか。

点数: 2

夕まずめ鵜飼の鮎の腹の傷

回答者 卓鐘

添削した俳句: 鵜の成果鮎に残りし噛み跡よ

説明の言葉、不要な言葉を外して、鵜飼が終わっての物寂しさを出してみました。

(をり、たりのコメントありがとうございました!)

点数: 0

「鵜の成果鮎に残りし噛み跡よ」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 鵜の成果鮎に残りし噛み跡よ

コメントありがとうございます。
訂正句「鵜の追いし鮎に残れる噛み跡よ」ですが、ここにも節約できる言葉や説明になっている言葉がたくさんあると思います。
「追いし」鵜と鮎があれば、追っているとわかります。
「残れる」噛み跡といえば、それは残っています
「噛み」噛み跡と言わなくても、鵜と鮎と傷があればそれは噛み跡でしょう。
ということでの提案句でした。
多分、思いをなんとか入れようとして、いろんな形容をしたくなるのだと思います。
気持ちはわかります。ただ、いろいろ形容しなくても事実を提示するだけで、複雑な感情を読者は想像します。「傷」を最後に残しただけで、十分西風子さんの鵜飼に対する複雑な感情はこちらも感じました。(色々形容されることで、逆に感情を押し付けられているように感じます。)もっと読者を信用してもらっていいと思います。

点数: 1

「牛乳を舐むる子犬や雲の峰」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 牛乳を舐むる子犬や雲の峰

「蠅はリビング・・・」のコメントありがとうございました。

夏に勢いよく子犬飲む牛乳の白の「小さく細かい動き」とそれを包む雲の峰の「白のゆったりとした動き」の対比が鮮やかだと思いました。
さらっとこういう句が詠めるようになりたいものです。

点数: 2

「紫陽花や肌寒い朝に泣き光る」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 紫陽花や肌寒い朝に泣き光る

いくつか問題があります

・言葉が窮屈で意味が通らない
「泣き光る」おそらく、泣いたのが自分で、光るのは涙・朝・紫陽花全部であると言いたいと思いますが。でもこの字面でそうは読めないです。動詞を二つ並べたら当然主語は同じものでないと変です。17音にしようとして日本語として自然に読めない縮め方はいただけません。
この「泣き」も自分だけでなく朝や紫陽花のみずみずしさも入れた「つもり」だと思うのですが、主語をわかりにくくさせることで、句がふわっとするだけです。しっかり意味が通るように書くことで返って、読み手は周囲の瑞々しさも感じてくれます。

・季重なり
かぬまっこさんの指摘通り。
季重なりがダメというわけでなく、成功させるのは難しいということです。
この句も、「肌寒い」と朝を下手に描写することで(ここに心情まで込めちゃっているからさらに)紫陽花やと詠嘆しているにも関わらず、紫陽花の印象がものすごく小さい。

・中八(字余り)
一読して、ん?と引っかかる感覚になるよう5・7・5のリズムをまずは叩き込んだ方が良いと思います。その引っかかりやギクシャクするリズムが、句の世界を表現しているならば、字余り・字足らずもありです。この句は、せっかく綺麗な景を詠もうとしているのに、ただ、中八で突っかかるだけです。字数が足りないからしちゃったでは、推敲不足と言わざるを得ません。

指摘事項: 字余り 季重なり

点数: 1

卓鐘さんの俳句添削依頼

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