俳句添削道場(投句と批評)

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紫陽花や肌寒い朝に泣き光る

作者 にーな  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

朝に紫陽花が咲いていました。

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「紫陽花や肌寒い朝に泣き光る」の批評

回答者 なお

こんにちは。
にーな様、御句拝読しました。
諸先輩方がすでにご評価なさっていていまさら感がありますが、「厳しくしてください」とのこと、それなら評価は少しでも多い方がよろしいかと私からも何点か提案させてください。他の方との重複ご容赦。

まず、全体のリズムが悪いです。無用に長い中八だからです。場合によりますが、中八は出来るだけ避けた方がいいと教わりました。
次に全体の意味がわかりません。紫陽花の季節は夏。それなのに肌寒い?もちろん梅雨寒という季語はありますが、初夏と思ったら突然肌寒いという。暑いのか寒いのかわからない。
また、泣き光るとは、誰(何)が?どういうこと?泣いたり光ったり一緒に?

とはいえ、もちろん私は、6月の少しヒヤッとする朝に庭に出てみたら、紫陽花に雨粒が残っていて、それが朝日にキラキラ光っていてきれいだった、という情景は想像しました。しかし肌寒いとか泣くとかいう感情表現は、作句において自然描写と組み合わせる場合はよほど注意しないと月並みなものにしかなりません。

私もまだまだ勉強中ですので一緒に頑張りましょう!

句の評価:
★★★★★
★★

点数: 0

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「紫陽花や肌寒い朝に泣き光る」の批評

回答者 かぬまっこ

句の評価:
★★★★★

おはようございます(*^^*)
はじめまして、かぬまっこと申します。
「厳しくして下さい」とのコメント、やる気満々ですね。因みに、打たれて強くなったかぬまっこでもあります。m(__)m

「肌寒い」は秋の季語です。また「寒し」や「寒き朝」は冬の季語です。なので、紫陽花との季重なりです。

点数: 1

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「紫陽花や肌寒い朝に泣き光る」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

いくつか問題があります

・言葉が窮屈で意味が通らない
「泣き光る」おそらく、泣いたのが自分で、光るのは涙・朝・紫陽花全部であると言いたいと思いますが。でもこの字面でそうは読めないです。動詞を二つ並べたら当然主語は同じものでないと変です。17音にしようとして日本語として自然に読めない縮め方はいただけません。
この「泣き」も自分だけでなく朝や紫陽花のみずみずしさも入れた「つもり」だと思うのですが、主語をわかりにくくさせることで、句がふわっとするだけです。しっかり意味が通るように書くことで返って、読み手は周囲の瑞々しさも感じてくれます。

・季重なり
かぬまっこさんの指摘通り。
季重なりがダメというわけでなく、成功させるのは難しいということです。
この句も、「肌寒い」と朝を下手に描写することで(ここに心情まで込めちゃっているからさらに)紫陽花やと詠嘆しているにも関わらず、紫陽花の印象がものすごく小さい。

・中八(字余り)
一読して、ん?と引っかかる感覚になるよう5・7・5のリズムをまずは叩き込んだ方が良いと思います。その引っかかりやギクシャクするリズムが、句の世界を表現しているならば、字余り・字足らずもありです。この句は、せっかく綺麗な景を詠もうとしているのに、ただ、中八で突っかかるだけです。字数が足りないからしちゃったでは、推敲不足と言わざるを得ません。

指摘事項: 字余り 季重なり

点数: 1

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紫陽花や光の沁みる朝の庭

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

・この句では「紫陽花」が泣いて、光っています。
 紫陽花が「泣く」というのはどういう比喩なのか、それがわからず、伝わってきません。ここは敢えて「泣く」は使わない方がいいように思います。
 (想像ですが、雨雫が紫陽花に残っていると言いたいのでしょうかね?)

・中八「肌寒い朝に」も、八音の字余りにしてまでこの状況を描写している理由がよくわかりません。
 季語「紫陽花」で、梅雨の時期であることは、句の受け手にはわかります。肌寒いことは他の描写も交えつつ、説明せずに済ませたいですね。

・「肌寒い朝に泣き光る」の十三音も使って季語「紫陽花」を説明しようとしています。ところがこの部分、ほとんど何も「紫陽花」のことを説明できていないのです。
 まずは、作句するときに「季語を説明する」ということを辞めてみましょうか。特に「紫陽花」という季語は、それだけで雨粒や曇天を想像できる力を持つ季語ですので・・・

点数: 1

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添削対象の句『紫陽花や肌寒い朝に泣き光る』 作者: にーな
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