俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削最新の投稿順の339ページ目

「目のなきの深海の主冷やかに」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 目のなきの深海の主冷やかに

見えない深海の生物に思いを馳せる。わかります。

でも、いろいろぎこちないですかね。
「目のなきの」
このまどろっこしい表現にどこまで効果あるのか。まなこなき、目のなきとかでいいものを。
「深海の主」
なぜ、深海魚でないのか。なんか深海に主といわれるようなすごいものがいることをよみたかったのか。
「冷ややか」
これもコメントにある秋を彼らもみたいなふうには見えないですかね。単に、深海がつめたい。主の目のない姿が冷たい。みたいに、とれます。

まぁ言ってもなかなか難しい句材ですが、挑戦の価値はあると思います。

海底に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり/若山牧水
の短歌思い出しました。

僕も以前、
露草よ咲け深海の花として(凡作😆)
と詠んだことあります。ケントさんのコメントと同じ感慨でした。

点数: 3

「秋時雨再放送の時代劇」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 秋時雨再放送の時代劇

こんにちわ

取り合わせ一本勝負ですね。
句の広がりが出るような取り合わせではないですが、カチッとはまっていると思います。

点数: 1

「街のまれ松色変へず残りけり」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 街のまれ松色変へず残りけり

こんばんわ

この「色変えぬ松」は季語として全く別の意味としてつかってますので、季語としてはなりたってないと思います。アレンジの問題ではなく意味が違う。秋になっても紅葉しない松の形容ですから。

無季の句とすればいいわけですが、としても松に色変えぬは、この季語がある以上損ですかね。

のまれ〜残りの叙述も思いが強すぎて説明したいになっているような。

色変えぬ松や震災の町の松

点数: 2

「高速の真つ直ぐな道秋時雨」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 高速の真つ直ぐな道秋時雨

こんにちわ

季語が動いてはいけないわけでもないと思うのでそこは良いのですが、
「真っ直ぐな高速道路」は音数がある上、かなりの類想なので作品としては、既視感があるということになりますね。

あとは、高速と道を分断が気になったのと(高速道路って言えばいいのにまどろっこしい)、時雨に「秋」をつける意味はないかなぁというところ。

時雨は斜めに降るイメージがあるので真っ直ぐとの対比は聞くとはおもいますが、先の類想感があるので高速道路か真っ直ぐどちらかををさけて、そう思わせる工夫ができるといいですが。。

新東名時速100kmてふ時雨
このくらいしな思いつきませんでした。

点数: 1

「秒針はかちかち言わぬ秋深し」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 秒針はかちかち言わぬ秋深し

こんにちわ

切り取った場面がいいと思います。また、その感覚を秋深しに託した点もいいと思います。

ただ、「かちかちと言わぬ」は、工夫ではありますが、少し読みに迷うところです。秒針は普通カチカチ言うけどなんで言わないの?壊れたの?とか音をオフにしてるのとか?
さらに、助詞「は」もすこし、戸惑がでます。一般的な時計の秒針全部をさしている「は」にもみえて。今見てる秒針を「は」としてるなら、他にカチカチ言うものがあるの?などがきになる。

そんな感じて状況が定まらずそこをかためるのに戸惑わせるのがもったいなく。

否定はあきらめて素直に詠んだ方が、すっと入ってくるように思います。

滔々と進む秒針冬近し
(ちょっと季語変えてみました)

点数: 2

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