俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削最新の投稿順の21ページ目

「ネクタイを額に巻いて麦酒かな」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: ネクタイを額に巻いて麦酒かな

防人様、イサク様

あまり人の添削や感想に口を挟むのは無粋な気がしますが、どうしても補足したかったのでお許しくださいorz

この句は昭和サラリーマンの手土産もってふらふら帰るあのイメージをただそのまま書いたものなので、「ネクタイを額に巻いて」はどうにも動かしがたいと考えます。額にだけでは、あの様子はなんともつたえずらい。「ネクタイを額に巻く」というここまでセットでなんのひっかかりもなく昭和のサラリーマンの姿が脳裏に浮かぶのではないでしょうか。これ以上の描写もまた不純物でかえってイメージを殺してしまうようにおもいます。

無粋なコメントすみませんでした。

点数: 1

「取り出したる古書の新たし文字や紙魚」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 取り出したる古書の新たし文字や紙魚

丸ビル添削ありがとうございます。またやらかしてしまいました。一樹が灯るっておかしいですね。景としてもを灯すが正解です。

掲句。いつもながらいろいろ挑戦される姿勢尊敬します。
ちょっと混乱したのが、新たしで終止形の切れを作っているわけではないですよね?以下、新たしきと連体形への文法ミスであることを前提にコメントします。

古書の文字が新らたと感じる感性はとてもいいなぁとおもいました。あえて新たらしいではなく、新らたとしたのは意図があるのだと感じました。単にあたらしいだけでなく、何かのはじまりや汚れのないという意味もあるようで。古書を取り出して開いた文字が初めてみるかのような美しい印象を感じたのではないか?というふうによみました。そこに紙魚が出てくる。古書をぼろぼろにした嫌な存在としてではなく趣のある古書の主であるかような不思議な印象をもちました。
また紙魚がかじった文字がなにか新しい文字のように見えたというふうにも読めて面白いです。

上五「取り出したる」がちょっと気になりましたが、ここも取り出したことを言わないわけにはいかないということがわかったのでそのままで。取り出せるではなくあえての取り出したると重々しくした作者の意図も尊重すべきかなとおもいました。

ただちょっと難しくこの重厚さ良し悪しを判断できないというのが本音です。ただ好きな句です。

点数: 1

糸伸ばし蜘蛛降りてくる鼻の先

回答者 卓鐘

添削した俳句: 糸伝い蜘蛛下りてくる鼻の先

いいですねー。最後の鼻の先の着地がスバらしいと思いました。
それでそのあとの驚きやざわつきがしっかり想像できます。

惜しいのは糸伝いでしょうか。糸があってそこを伝って降りてくるのではなく糸をたらしながらかなぁと。糸が先にあったのかもしれないですがそれでは糸が先にみえてるので臨場感が少し落ちるようなきがします。伝いがほんのちょっと説明的でもあり。

でもそれは細かい問題で全体的に情景がわかるいい句とおもいました。

点数: 0

黒榮や平宗盛の命乞い

回答者 卓鐘

添削した俳句: 梅雨寒し平宗盛命乞い

いい句だと思いました。なかなか難しいところのチャレンジですが、思いは伝わります。平宗盛Wikiで読みましたが、恥を晒しても、息子への愛情のため命乞いをし続けた生き様に感動を覚えました。

三段切れの問題、季語の問題はかぬまっこさんに同意見です。
(梅雨寒にしても「梅雨寒や」のやの詠嘆の方が良いと思います。)

私からは、「黒榮」を提案します。(黒南風のことですが、南風の字が弱いので)
榮が、炎で戦っぽいイメージがあり、栄枯盛衰を想起させるんじゃないかという淡い期待から。

点数: 1

小指立てビールを煽る坊主刈り

回答者 卓鐘

添削した俳句: 坊主刈りビールグラスに小指立て

B級俳句(決して悪い意味でなく)として面白い句ですね。
みた順番で行くと坊主刈り→小指になるとは思いますが、ここは小指からの方が面白いと思います。

小指たて(女性かな?)、ビールを煽る(結構豪快な女性?)、坊主刈り(ごつい男かい!)と印象が変わっていって面白いかなぁと。

点数: 1

卓鐘さんの俳句添削依頼

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