俳句添削道場(投句と批評)

小西晴菜さんの添削得点の高い順の8ページ目

「黒日傘閉じて合掌母逝けり」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 黒日傘閉じて合掌母逝けり

碧さま、はじめまして。添削、批評などおこがましい初心者ですが、御句が印象的だったので、感想を述べさせていただきます。まず、季語「日傘」の色を限定したことで生じる情報量の多さに驚きました。弔事用の日傘とすぐわかり、墓園か火葬場、納骨堂といった場所の、喪服姿の中年女性がはっきりと目に浮かびました。ですから中七の、強い日射しを遮る日傘を閉じ、合掌するという動作には、母親の死を受け止め、自分が一歩踏み出す覚悟のような、決然としたものを感じました。的外れな解釈であれば申し訳ありません。でも、私には厳かで上品な句と感じられ、とても心に響きました。

点数: 1

「側溝へ来るどこから水馬」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 側溝へ来るどこから水馬

イサク様。拙句「常連のツバメ」にご指導くださり、ありがとうございました。御礼が遅くなり、申し訳ありません。推敲にあれこれ迷ううちに梅雨入りし、件の店についても、年内取り壊しとの噂が聞こえてきました。さて、御句の「水馬」、子どもの頃には都会でもよく見かけましたが、もう長い間出会っていません。「どこへ行ったんだろう?」と思っていましたが、確かに、そもそもどこから来ていたのでしょうね。

点数: 1

「蜻蛉生る二十三区の真ん中で」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 蜻蛉生る二十三区の真ん中で

イサク様。とても遅くなって恐縮ですが、拙句「鑑真へ」へのアドバイス、ありがとうございます。俳句の根幹と言うべき「季語」の捉え方が、自分は非常に曖昧であることに気づきました。
さて、「虫シリーズ」拝読しております。現実の虫にはできるだけ遭遇したくありませんが、俳句の中で出会う虫には、とても面白味を感じます。特に漢字の表記!ゲジゲジやヤスデなどの表記は今回初めて知りました。また、御句それぞれにおいて、建物、乗り物などと虫との、大小や動静の対比が印象的でした。
ありがとうございました。

点数: 1

梅雨明けや明日の行き先選る夕餉

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 梅雨明けとは休日前の夕食よ

白南風さま。拙句「桜桃忌」へのアドバイス、ありがとうございます。
さて、御句は、梅雨明けの幸福感を、休日前の夕食に重ねて、比喩的に表現されていました。私にはその微妙なニュアンスは難しく、語句通りの情景を思い浮かべました。
明日は、久しぶりに天気が良さそう。観たい映画がある。あの展覧会、もうすぐ終わるよ。おばあちゃんの誕生日プレゼントもう買ったけど。新しい店、美味しいんだってさ。天気がいいなら、遊園地。でもお父さん仕事でしょ。いや、休み。やった〜。で、今日の晩ごはん、何?
····子どもの作文もどきと笑わば笑え、今、皆が心待ちにしているのは、親しい人と、何の心配もためらいもなく出かけられる平凡な日常ですよね。
梅雨明けの先のコロナ明け、白南風さまの句に接し、ますます待ち遠しくなりました。

点数: 1

「夕焼けの稲村ヶ崎富士に雲」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 夕焼けの稲村ヶ崎富士に雲

なおじい様。拙句「純喫茶」「桜桃忌」等々へのアドバイス、ありがとうございます。なかなか返信に至らず申し訳ありません。「分かち合ふ」はじめ、拙い表現からも、丁寧に意図をくみとってくださることに、いつも感謝しております。
「ひとりじめ」の「てふ」ですが、句意から考えて「という名の」は省けないとまず判断しました。でも、「欲望という名の電車」だの「愛という名の支配」だの、有名なタイトルの印象が強く、そこで「西瓜」ではパロディのような感じ。何とかならないかと迷って行き着いたのが「てふ」です。声に出して読むと、柔らかい印象になってタイトルの呪縛を逃れ、何より中七に納まりました。以上、恐縮ながら「てふ」に関する自己満足のこぼれ話です。
さて、御句「夕焼けの」の稲村ヶ崎とは、桑田佳祐さんの映画「稲村ジェーン」の稲村ですよね。当方、生粋の関西人で、遠方の地名を見てもピンと来ないのが実情。でもこの映画は、ストーリーは全く思い出せないのに、海の美しさが忘れられないのです。御句を拝読して、現地は無理なので、TSUTAYAへ行こうと思いました。

点数: 1

小西晴菜さんの俳句添削依頼

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