俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の5ページ目

「蜜蜂を飼ふ屋上や銀座ビル」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 蜜蜂を飼ふ屋上や銀座ビル

おはようございます。

銀座の蜜蜂!
2年前になりますが、同じ句材での句作に挑戦された方がいらっしゃいました。

https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/20273

類想というわけではなく「同じ風景・テーマからの句作」というやつです。
吟行などをすると、皆で同じ風景を見るので、よく発生します。

「似た句材でいかに「自分の句」を作っていくか」
という参考になりそうでしたので、紹介しておきます。

点数: 1

「招待券期限切れたり花の散る」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 招待券期限切れたり花の散る

おはようございます。

取り合わせの基本は「季語」+「季語と関係ない十二音」。
御句は、一見関係ないように見えますが
「期間が終わったもの」+「期間が終わったもの」の形になっていて、
関係ないとは言い切れない形。
そのため、取り合わせが効果を発揮しきれていないように思います。
言い換えれば「近い」形です。

ゆきえ様からもありますが、季語以外の十二音で「悲しい・寂しい」ことが伝わる場合、季語まで「悲しい・寂しい」を選んでしまうと、「十二音でわかってるのに、わざわざ季語で説明するの?」という句になりがちです。

御句の修正を「取り合わせの基本」で考えるなら、
1.十二音を寂しい・悲しいことがわからないようにするか?
2.季語を十二音から離すか?
ということになりますね。

1.の場合「期限切れ」と言わないのがまず方法として考えられますね。
・花散るや招待券にある期限

2.の方が取り合わせとしては簡単です。
・招待券期限切れをりうららけし

点数: 3

「朽ち果てし藤棚に咲く藤の花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 朽ち果てし藤棚に咲く藤の花

おはようございます。
ご返答ありがとうございます。

◆先に書いた通り、
 『朽ち果てる:すっかり腐ってもとの形をなくしてしまう』
 という意味です。
 御句は「正しく描写できなかったため、本来の意味が伝わらない句になった」ということになりますね。
◆「花」であれば「咲く」と言わなくても咲いていることが想像できると思います。なので御句では「咲く」は省略可能です。

たとえば下のように推敲可能だと思います。

 ○○○○○朽ちゆく棚の藤の花
 ○○○○○朽ちゆく棚や藤の花

上五はほぼ自由に何か描写を足すことができますね。
後者は中七で切るので、上五は切らないようにする工夫が要ります。

たとえば、藤棚の周辺の映像情報を入れてみます。

・山寺に朽ちゆく棚や藤の花

点数: 1

「咲いてよし散りゆくもよし桜かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 咲いてよし散りゆくもよし桜かな

こんにちは。

「厳しくしてください」ということで。

この句は「桜」の一物仕立ての句ということになりますが、「桜」という季語の説明で終わっているように思います。
季語の説明、という句には弱点がいくつかあります。この句の場合は以下。

◆日本人の多数が、桜といえば「咲く美しさ、散る美しさ」は頭の中に浮かぶと思います。
 なので「桜の花」という映像を句の中に出すだけで、「咲く美しさ、散る美しさ」は想像できるもの。その「当たり前」をあたかも自分の意見として言っているだけ、ということになります。

 こういう、「皆が【桜】と聞けば思うことを、皆と同じように説明しただけ」という句は、一見良い内容にみえても薄っぺらい俳句と言わざるをえず・・
 誰も気づいてないことを「言われて気付いた!」と思わせるような発見ならば、詩になりやすく、俳句としても驚きを感じさせるものなのですが。

「桜は咲いてよし散ってよし」ご意見として間違っているとは思いませんので、それはそれで添削しようもなく(句が変わってしまうので)

回避する方法ですが、
「桜」と聞いてすぐに連想できるコトをわざわざ句に出すのは十七音にもったいないので、「桜」と聞いてすぐには思いつかない「コト」「モノ」を中心に句に描いていく、という方法があります。
以下名句、ご参考まで。

さまざまの事思ひ出すさくらかな/芭蕉
三つまたやどの道行かば山桜 /子規
散るさくら空には夜の雲愁ふ/波郷

点数: 3

「名の由来知らぬ世代や昭和の日」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 名の由来知らぬ世代や昭和の日

再再訪です。先に再訪を読んでください。

やや極端な例ですが、自社の新入社員複数名が挨拶がうまくできなかったときに、その世代すべてを「挨拶のしかたを知らない世代」と括ってしまっているような危うさ、と言えば伝わりますかね?

上手く言えませんが、「固定電話の取り方を知らない世代」ならまだ諧謔かなあ?とは思いますし、「昭和を知らない世代」「戦争を知らない世代」という表現なら問題ないと思いますし、内容次第だとは思いますが。

点数: 0

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