俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の5ページ目

「少年の潰す皰や麦青む」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 少年の潰す皰や麦青む

おはようございます。

取りあわせ練習!いいですね
「麦青む」は春の麦畑の映像を思わせる広い風景の植物季語ですよね?その映像を使う取り合わせとなります。

◆語順の問題で「皰」と季語「麦青む」の対比になってしまっていると思います。
 「潰す皰」というニキビのドアップの映像から急に「麦青む」という麦(麦畑)の映像に視線が移動するので、急展開すぎる感じを受けます
 個人的には、季語「麦青む」を使いたいなら、「少年」の全体映像と「麦青む」の対比にしたいのですが・・どうでしょう?

◆「潰す」という言葉に動作の説明感を感じます。
 潰す前なのか潰している最中なのか潰したあとなのか、曖昧に濁しているように感じました。できれば瞬間を切り取りたいです。

・少年に皰多しや麦青む
・少年に皰のみっつ麦青む
・青麦や皰つぶしている少年
三つめの句は敢えて「つぶす」を残しましたが、上二つのように風景と風景で取り合わせる方が個人的には好きです

点数: 2

「始業ベル走る校庭桜しべ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 始業ベル走る校庭桜しべ

おはようございます。

出したい映像は出ていると思いますが・・

◆三段切れです「始業ベル/走る校庭/桜しべ」
 上五に助詞を入れて字余りさせ、上五中七を繋げば、まず解決はします。
 『始業ベルに走る校庭桜しべ』
◆言いたいことを入れすぎている感じがあり、三段切れの原因になっています
 「始業ベル」「走る」「校庭」「桜しべ」で十七音。全部入れたらこうなるのは当たり前で、わざと字余りしないと三段切れが回避できません
◆「助詞」を全省略しての三段切れなので、もう少し助詞を意識して使って、助詞の力を借りたい感じは受けます
 (助詞オタクのひとたち、解説に出てこないかな・・・)
◆始業ベルが鳴ったから校庭を走っている、と、理由と結果と句の答えを全て説明しています。
 言いたいこと入れすぎの原因にもなっていますし、全部説明してしまっては俳句としてつまらなくなることが多いです。受け手の想像力を信じて、どこか省略したいです(クイズや連想ゲームにしろというわけではないです)

たとえば

・生徒みな走る桜しべの校庭

 遅刻で慌てて走っているのか、体育の授業で走っているかはわからなくなりましたが映像は出るのではないでしょうか?

・桜しべ降る校門へ始業ベル

 これから走り出すのか、まだゆっくり歩くのかはわかりません。生徒や先生の映像は受け手にたくすかたちです
私ならたとえばこんな感じです

点数: 3

「てふてふの踊る渋谷の交差点」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: てふてふの踊る渋谷の交差点

こんばんは

私を信じていただきありがとうございます。
誰かが誰かを信じるのは自由ですし、信じられるコメントをするようには努めてますので、そう言っていただけるのはありがたいことなのですが、
めい様の俳句人生の責任までは負えませんし、まだ俳句において誰かの師匠になるつもりはないので、その点はよろしくお願いします。

あと「イサクさんが言っていたからOK」などの判断は極力やめてくださいねー
できるだけ、ご自身の責任でコメントお願いします

で、
めい様の歳時記(みつかづ様も)、気になるんですけど・・・
可能な範囲で歳時記を確認しましたが「清々し」「眩し」の掲載されている歳時記は見つかりませんでした。
私は主な歳時記は信じている(専門書ではないので科学的な記述のミスはありますが)ので、それは付け加えておきます。

御句
悪い句ではないです。
比喩ではなく、本物の蝶々が渋谷の交差点にいる風景です。
「蝶々」に対して「踊る」が、やや陳腐な擬人化には感じますね・・・
場所も渋谷ですしねぇ・・

まず「踊る」の三音の推敲で化ける句ではないでしょうか?
その三音推敲次第で「渋谷」という地名&「交差点」という場所がベストかどうか変わるかも、という句だと思います。

点数: 2

「来世でまたね母逝きて桜さく」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 来世でまたね母逝きて桜さく

おかえさき様

やっぱりこうなりましたか・・
コメント先をまちがえてごめんなさいというコメントが、点が入らずに下の方にあります・・
このサイト、コメント順じゃなくて点数順に表示される弊害ですね・・

点数: 1

「まるちゃんも声変わりだね花筏」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: まるちゃんも声変わりだね花筏

こんばんは。

フォローありがとうございました
まさしく私の立ち位置を言語化していただきました

さて御句
◆「声が(声優が)変わる」のではなく【声変わり】と言いたいのだととらえました
◆事実を話し言葉として置くかたち。とはいえ、やや説明感は残っていると感じます
季語「花筏」は池や川の映像を伴うのですが、さてこの句にベターか?と言われると悩むところ。句全体の映像がなかなか立ち上がってこず、とってつけた季語という感じが残りました

とはいえ作者の言いたいことを変えてもなあ・・というところ
こんな季語を取り合わせるのはいかがでしょう?

・まるちゃんも声変わりせり花は葉に

ちょっと近いかな?

点数: 3

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