俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の5ページ目

「春昼の捨て子のやうな私かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春昼の捨て子のやうな私かな

春朝のステゴザウルスになりたし

ごぶさたしてます。迷子は迷子なりにがんばっています

点数: 2

「風吹きて散歩ルートが花筵」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 風吹きて散歩ルートが花筵

こんばんは。はじめましてですか?

季語「花筵」とは、花見のときに座るゴザ(現代なら花見のレジャーシートも可)のことなので、散り敷かれた花びらのことではありません。
歳時記をご確認ください!

季語が変われば句のかたちも変わるかもしれませんね。ふさわしい季語を探してみて、他の部分も推敲してみてください。

点数: 1

「もてなしも何もなけれど燗の酒」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: もてなしも何もなけれど燗の酒

おはようございます。はじめまして。よろしくお願いします。

この句は真冬の風景として読んでよいでしょうか?
真冬の風景で実景だとしたら、「こんな寒い日に、お酒ぐらいしかないのでお客様をせめて温めてあげよう」という句に読み取れて味わい深い句ではあります。これはこれでよいと思います。

大きめの難点もありまして、上五中七がどこかで聞いたような言葉で、一般論での説明に近いので、下五の季語を何にでも変えられるところ。

たとえば
・もてなしも何もなけれど夏みかん
・もてなしも何もなけれど瓶ビール
・もてなしも何もなけれど麦茶出す

季語を変えるだけで、簡単に他の季節の句に変わってしまいます。上の場合はすべて夏です

・もてなしも何もなけれど桜餅
・もてなしも何もなけれど梨を剥く
春秋の場合も

なので、山口様のオリジナリティあふれる句とは言いにくいですが、季語を信じて狙って使っているのであれば、悪い句ではないと思いました。
またよろしくお願いします。

点数: 2

「春深し日々変わりゆく花壇かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春深し日々変わりゆく花壇かな

おはようございます。

◆「花壇」は秋の季語で、季重なりをしています。
 季重なりは一旦、置いておきます
◆「日々変わりゆく花壇」
 これ、一見よいことを言っているように見えるのですが、季節がいつであっても「日々変わりゆく花壇」だと思います(雪に埋もれた真冬は別として)
 また、俳句は基本的に「日々変わりゆく季節」を詠むものなので、「日々変わりゆく」という言葉は何にでも当てはまります。
ダメな例:春深し日々変わりゆく空の雲
ダメな例:春深し日々変わりゆく街の木よ
こういう「一見良さそうに見えるが全体に当てはまる漠然とした言葉」は要注意で、もう少し具体的な言い回しがないか考えてみてください。

この句は花壇の植物のことを言っているので、たとえば「春深し」と言わず植物に寄せる方法もありますね。

改作っぽくなりますが、例えば
・ものの芽や花壇の土のくろぐろと
(花壇の季重なりは一旦無視していますが、できればこちらも検討ください)

点数: 4

「エプロンの蝶の解ける花曇」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: エプロンの蝶の解ける花曇

こんばんは。

コメント抜きで、初読では上五中七を「エプロンの蝶の刺繍がほどける」という詩的な言葉だと読みました。つまり、季重なりではなく「刺繍の蝶」と受け取りました。
全体では、
「エプロンの蝶の刺繍がほどけていくような花曇だなあ」という解釈になり、季語「花曇」から受け取る解釈は、それぞれの俳人さんに託されています。

コメントとは全く違う解釈になりましたが、俳句としては悪くない句だと思います。説明が少ない、季語とその他の部分の距離感が悪くない、などの俳句的技法が成立していて、解釈に幅ができていて無理が少ないのではないかと思います。

添削句を何か置こうかと思いましたが、これはこれで味があるのでそのままいただきます。

点数: 4

イサクさんの俳句添削依頼

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