「長きこと一人暮らしや春炬燵」の批評
回答者 ケント
あらちゃん様こんにちは。
あらちゃん様が一人暮らしかどうかはさておき。
人間一人暮らしが長くなると、部屋は散らかり放題、テーブルとしている炬燵の上には、新聞が無造作に広がり食べ残しの食器もそのまま。灰皿には山の様に吸殻が。こんな状況が想像されます。
しかし、この作者は違った。
無口で、とても人付き合いが良さそうには見えない風貌だが、実直で、清潔で、几帳面な性格をしている。その証拠に炬燵のテーブルの上は清潔で、物が整然と置かれている。右隅にペン立て、その横には句帳らしきノート。持病の飲み薬のケース、薬はきちんと仕分けられている。老眼鏡も綺麗にレンズが拭かれて透明な灰皿とともに置かれている。真ん中には、茶渋の少し残る大きめの湯飲み、作者のお気に入りの湯飲みだ。
作者は、たまーに淋しさを覚えることはあっても、過不足の無い充実した日々を、俳句を友としてこれからも一人暮らしを楽しむであろう。
私の勝手な妄想にお付き合い頂き申し訳ありませんでした。
貴句を読み、そんなことを想いました。
失礼しました。
点数: 2
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一人暮らしの情景