俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の4ページ目

「まっさらの雪を堪らず踏みしめる」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: まっさらの雪を堪らず踏みしめる

こんにちは。はじめまして。

まっさらの雪を堪らず踏みしめる

俳句の形としてはできている句です。

さて、これをどのようにしていくか、なのですが、
【素朴】とか【身近な人にも親しみやすい句】とか、狙っているうちは上手に詠めないかもしれません。
「素朴」とは「飾りけなく、自然のままであること」です。ですが、「素朴でありたい素朴でありたい」と狙って詠んでいるうちは「素朴であろうと飾ろうとしている」「自然のままではない」ので。
「素朴な句が詠みたい」という意図はわかりますが、まずは「自然体」で詠んでいくことをお勧めします。

掲句についてですが、「堪らず」という自分の感情はあまり説明しない方がよいかもしれません。それを言わずに「踏みたいと思ったんだなあ」と伝わるとよいかと思います。

・まっさらの雪まっさきに踏みしめる

「まっさらの雪」を「新雪」に言い換えると音数が節約できる、とか、そもそも新雪を踏んでみたくなるという類想、とかの推敲もあると思いますが、それは語りたい方にお任せします。

まず、作って見なければそもそも向いているかどうかわからず、先へ進めない、というのはいるか様と同意見です。まず楽しんでいきましょ~

点数: 1

「春泥に塗る農夫と熊手鍬」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春泥に塗る農夫と熊手鍬

おはようございます。

「春の光景」と「農作業の始まり」というのは当たり前に相性が悪くないのですが、
季語「春泥」とは「霜柱や降った雪が解けた、春ならではの泥交じりのぬかるみ」のことで、田畑の農作業の「土」とは感慨が少し違うような・・
 田畑の土のことを「泥」とはあまり呼びませんし(※個人差あるかも)
 もう一度、歳時記の「春泥」を確認してみることをお勧めします。
◆「塗る」は下一段活用のようです。この句は「塗る」終止形で一度意味が切れている形になります。倒置と見るにも厳しいようです。

・畑に入る前の農夫に春の泥

2月号ですか?私の「春泥」投句先は、たぶんテレビは2月末ですが雑誌は4月号あたり。別のところかな?

点数: 0

「ざく切り野菜は吾子の雑煮かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ざく切り野菜は吾子の雑煮かな

おはようございます。

まず最重要点の、五七五のリズムを整えます。
次に、散文の使い方になっている助詞を避けてみます。
他はほぼ変えず。

・ざく切りの野菜の吾子の雑煮かな

その他の細かいところは、他の方がいろいろ言ってくれるでしょうきっと。

点数: 1

「突き抜けて降り注ぐ陽二月尽」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 突き抜けて降り注ぐ陽二月尽

おはようございます。

句の意味はわかりますが、コメントの風景が・・??
ほとんどいるか様と同じ感想でした。
推敲するとしたら、コメントの「帆を張る船」などの風景を入れていくか、このまま漠然とした風景でブラッシュアップするか。

季語についてはひとつ追加で、「二月尽」は春の季語なので「春の予感」には使いづらいかと・・
(2月初旬の「立春」をすぎれば、カレンダーの上の春です)

ちなみに、本日は季語としては存在しない「十二月尽」です。

点数: 0

「妻と聴く実家の時計大晦日」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 妻と聴く実家の時計大晦日

おはようございます。はじめまして。

「妻と(人)」「聴く(音)」「実家の(場所)」「時計(映像の主役)」「大晦日(季語)」と要素が五つ。言いたい要素を全て十七音に詰め込んでしまって、窮屈な句になっています。
また、報告したいことを詰め込んだために、単なる短い日記のような報告的な句になってしまいました。
先にコメントしているお二人の提案句も、どれか要素を削らなければ作れないほどでした。

一句十七音。その中で、受け手を感動させられるには? 言いたいことが多いのはわかりましたので、句をいくつかに分けることも考えましょう。詰め込み過ぎは大抵失敗します。

この句は、句の構造から、たぶん「時計を聴く」という行為が先ず言いたかったのだと思います。そこに「実家(場所)」と「妻と(状況)」という要素を足してみたら、窮屈になったように見えます。
「音」へのフォーカスで「妻」を外すパターンは、なお様がいろいろ提案してくださっているので、それをご参考に。

「時計の音」フォーカスで「場所の説明」を外すなら

・妻とゐて時計鳴り出す大晦日

他にもいろいろ作り方はあります。

作り方として、ひとつ先の話です。
俳句で全部説明してしまうと「で?」という句になりがちです。
全部言わずに要素を絞って、受け手に想像の余韻が残るような工夫をしてみる、というのもやがて意識してみてください(連想ゲームではないので、露骨にはやらない方がいいですが)

点数: 1

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