「田鼠化して鶉と為る朝序曲が聞こえる」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 田鼠化して鶉と為る朝序曲が聞こえる
おはようございます。
この句の弱点は、前書きがないと何の序曲かわからない、という点でしょうか。
あと「朝」という情報がいるかどうか?
句会のお題が「六音以上の季語」だったのでこの形ですけれども、
正直、野暮なことを言えば、すぎやまこういち先生の追悼にするに推敲の余地はまだありそうに見えます。
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回答者 イサク
添削した俳句: 田鼠化して鶉と為る朝序曲が聞こえる
おはようございます。
この句の弱点は、前書きがないと何の序曲かわからない、という点でしょうか。
あと「朝」という情報がいるかどうか?
句会のお題が「六音以上の季語」だったのでこの形ですけれども、
正直、野暮なことを言えば、すぎやまこういち先生の追悼にするに推敲の余地はまだありそうに見えます。
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回答者 イサク
添削した俳句: 天邪鬼な木々後の衣更え
こんばんは。
一読、何を言いたいのかわかりにくい句でした。
季語「後の更衣」は季語なのでよいとして、「天邪鬼な木々」とは・・・コメントを読むまでわかりませんでした。
「天邪鬼」が擬人化の比喩、さらに季語「(後の)更衣」を擬人化の比喩として使っており、俳句として芯がない感じになっているのではないかと思います。
「冬になると(寒くなると)服を脱ぐかのように落葉する木々は、天邪鬼だ」と言いたいのですね?
言いたいことの量がありすぎる上に、自分の感想がメインになってしまっているので、俳句十七音では難しいのではないかと・・・
・落葉す まるで服脱ぐかのやうに 冬の並木の天邪鬼たり
短歌レベルの音数で、やっと意味が全部入ります。
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回答者 イサク
添削した俳句: 石投げて波紋はいくつ秋日和
こんばんは。
ちょっと散文感、因果の気になる句ですね。
「〜て」「は」どっちかな?
・石投げて波紋のいくつ秋日和
・石投げの波紋いくつか秋日和
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回答者 イサク
添削した俳句: せのびしてつりわをにぎったなつ休み
おはようございます。はじめまして。
出したい光景は目に浮かびます。
俳句として、という話ですが、
◆「にぎった」は過去形。日記から夏休みの思い出を抜粋して、だれかに報告しているような文章になっています。報告のような句は俳句としての「詩」が出にくくなります。
「いま夏休みの真っ最中で、いま電車(バス)の中にいる」という風にした方がよいかと思います。
◆作者の立ち位置は?という問題。
こどもの目線で詠む、というのもあるのですが、この句の場合は「自分の行動」を俳句にしています。そうすると「自分がこんなことしたよ!」という報告になり、やはり詩が出にくくなりがちです。
なおじい様と同じく、作者は「こどもが背伸びしているのを横で(近くで)見ている自分」として、観察の句にした方がよいかと思います。
◆「吊り輪」で私は誤読しませんでしたが、鷹司様の言うとおり「吊革」の方がいいかも。
例えば、の提案句です。
・背伸びしてにぎる吊革夏休み
中七と下五の間に【切れ】を入れている句です。
「背伸びして握る吊革/夏休み」
句の切れ目で【切れ】を入れて、それでも意味がつながるように作る、というのは俳句の技法の基本のひとつです。【切れ】については長くなるのでお調べください。
句の意味で、こどもという想像はできそうなので「子」は入れず。
「握る吊革」と名詞「吊革」で止めることで、報告感を少なくしています。
こんな感じでいかがでしょう?
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