「せのびしてつりわをにぎったなつ休み」の批評
ナキリさん、こんにちは。初めまして。御句拝読しました。愛らしい光景ですね。
個人的な感想かもしれませんがお伝えします。
俳句は、作者当人の感じたことを詠むように教わりました。ですので、掲句は、ナキリさんのご感想として捉えたいと思います。
しかし、ひらがなになさっている点と、コメントから、なんとなく、小さいお子さんの立場で詠んだ句という体裁になっているような気がしました。
そういうのはご本人(小さなお子さん)が詠めるようになるのを待つとして、ここは、その光景を目の当たりにしたナキリさんのお立場での俳句をお置きになってはいかがでしょうか?
例えば、
・背伸びして吊り輪握りし夏休み
悪くないと思うのですが、これだとナキリさんの子供の頃の思い出の句になってしまいますので、
・背伸びして吊り輪握る子夏休み
これは今現在のことで、コメントにある光景です。単に漢字表記にして、「子」を入れただけです。
「吊り輪握る」というと確かに体操競技のようですので、「つり革持ち」でもいいのですが、読者にあの「輪っか」を想起してもらいたくて「吊り輪」を残しました。
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
夏休みに小学生くらいの小さな子が一人でお出かけする様子を詠みました。