俳句添削道場(投句と批評)

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せのびしてつりわをにぎったなつ休み

作者 ナキリ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏休みに小学生くらいの小さな子が一人でお出かけする様子を詠みました。

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「せのびしてつりわをにぎったなつ休み」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
げばげばと言います。

背伸びと夏休みで子供の成長への目線を感じます。自分がそうしたのでなく親がまたは他の人が見てる目線にしたいのと、名詞でとめて報告感消したいのはイサクさんと同じ。

背伸びして握る吊革夏休み 

提案もまったく同じになってました。
そして、この句けっこう好きです!子といわなくても、子が見える、どれくらいの背丈年齢、想像したくなりますね。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「せのびしてつりわをにぎったなつ休み」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

ナキリさん、こんにちは。初めまして。御句拝読しました。愛らしい光景ですね。

個人的な感想かもしれませんがお伝えします。

俳句は、作者当人の感じたことを詠むように教わりました。ですので、掲句は、ナキリさんのご感想として捉えたいと思います。

しかし、ひらがなになさっている点と、コメントから、なんとなく、小さいお子さんの立場で詠んだ句という体裁になっているような気がしました。

そういうのはご本人(小さなお子さん)が詠めるようになるのを待つとして、ここは、その光景を目の当たりにしたナキリさんのお立場での俳句をお置きになってはいかがでしょうか?
例えば、

・背伸びして吊り輪握りし夏休み

悪くないと思うのですが、これだとナキリさんの子供の頃の思い出の句になってしまいますので、

・背伸びして吊り輪握る子夏休み

これは今現在のことで、コメントにある光景です。単に漢字表記にして、「子」を入れただけです。

「吊り輪握る」というと確かに体操競技のようですので、「つり革持ち」でもいいのですが、読者にあの「輪っか」を想起してもらいたくて「吊り輪」を残しました。

点数: 0

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熊蝉やお出かけする子の背伸びかな

回答者 鈴屋いるか

句の評価:
★★★★★

ナキリさん、初めまして
とても可愛らしい句ですね

お子さんの立場で、というのはなおじいさんと同じ感想です
詠者によらず句本体で本詩想の可愛さを写生できないかと思い
まず、光景に子供を登場させました
次に、本句では「背伸び」が一番の主役と思いましたのと、それがあれば「吊革」は添え物かと思い省略してみました
後は「夏休み」でもよいのですが二物にしようかと少し離して「熊蝉」にしてみました
要は夏感があれば「お出かけ」と「子」と合わせて「吊革」含む夏休みのバス辺りを想起できるかと思いまして
#さすがに無理ありますかね、、汗

なお、「熊蝉」を海/山/キャンプ等の夏のお出かけ季語に変えるとそのシーンにも変更可能です

点数: 0

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「せのびしてつりわをにぎったなつ休み」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。はじめまして。

出したい光景は目に浮かびます。

俳句として、という話ですが、
◆「にぎった」は過去形。日記から夏休みの思い出を抜粋して、だれかに報告しているような文章になっています。報告のような句は俳句としての「詩」が出にくくなります。
 「いま夏休みの真っ最中で、いま電車(バス)の中にいる」という風にした方がよいかと思います。
◆作者の立ち位置は?という問題。
 こどもの目線で詠む、というのもあるのですが、この句の場合は「自分の行動」を俳句にしています。そうすると「自分がこんなことしたよ!」という報告になり、やはり詩が出にくくなりがちです。
 なおじい様と同じく、作者は「こどもが背伸びしているのを横で(近くで)見ている自分」として、観察の句にした方がよいかと思います。
◆「吊り輪」で私は誤読しませんでしたが、鷹司様の言うとおり「吊革」の方がいいかも。

例えば、の提案句です。

・背伸びしてにぎる吊革夏休み

中七と下五の間に【切れ】を入れている句です。
「背伸びして握る吊革/夏休み」
句の切れ目で【切れ】を入れて、それでも意味がつながるように作る、というのは俳句の技法の基本のひとつです。【切れ】については長くなるのでお調べください。

句の意味で、こどもという想像はできそうなので「子」は入れず。
「握る吊革」と名詞「吊革」で止めることで、報告感を少なくしています。

こんな感じでいかがでしょう?

点数: 0

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