イサクさんの添削最新の投稿順の1082ページ目
花元の粒実となるや花蜜柑
回答者 イサク
添削した俳句: 花蜜柑実はすでに粒緑かな
こんばんは。
またも受け手に厳しい句ですね。
受け手にとっては、季語「花蜜柑」に「実はすでに」あって、「粒緑」とは・・・?その「粒緑」を詠嘆する、という意味のわからない句です。
ここのところ繰り返していますが、まず季語と季語以外の主役を決めて、季語がそれに相応しいか検討してみた方が良いと思います。
コメントも読んで。
・季語「花蜜柑」が置き去りで、主役でもなく対比する対象でもなく、「粒緑」(花の元の緑の粒?)の句になっていますね。
・「実はすでに」・・・「花蜜柑」なのに「実がすでに」出てきてしまっては季節がわからなくなります。句の受け手に季節を混乱させるようなワードは外していった方がいいです。
・「ライムの花」を「蜜柑の花」にしたのは俳句的な嘘として私は許容します。ただ、素直に「ライムの花」として季語として使わない方法はありますよね。
・下五「かな」が音数合わせになっています。
提案句は、とりあえずコメントから・・・
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「引きこもり傘と無縁三十路かな」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 引きこもり傘と無縁三十路かな
こんばんは。
中六の字足らずになっているのはお気づきですか?
(かぬまっこ様の提案される句は、そこも解決しています)
テーマとしては無季でもいいと思います。
社会問題系の俳句はそもそも季節も関係ないものもあり、俳句という体裁をとるかどうかは個人の美学ですね・・・ご自身の俳句への思いが問われます。
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しんしんとマットに積もる柳絮かな
回答者 イサク
添削した俳句: 柳絮飛びマットに積もるしんしんと
こんばんは。
光景は理解しました。
この句は語順を変えたいです。
上五で最初に答えとなる「柳絮」を見せるより、最後(下五)までわからない方が、おもしろいような気がします(雪じゃないの?みたいな)。
「しんしんと」「積もる」の語順も、素直な順の方がいいと思います。
オノマトペ「しんしんと」について賛否ありそうですが、一旦このままの提案句にします。
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ご近所にフルーツ配る夕暑し
回答者 イサク
添削した俳句: 短夜や到来物も分け終えり
こんばんは。
ちょっと日記俳句になってしまっているかと・・・
季語「短夜」は、夜が短いことの儚さに主眼を置いた季語ですので、夜になるのが遅くてラッキー、のような意味で使ってしまうのは違和感が・・・
季語を説明として使うのは避けた方が良いように思います。
「到来物」というの語を選んでいるので、「分け終えた」が配り終えたになるのは辛うじてわかります。
とはいえ季語以外の部分が「もらいものを分け終わった」という自分の行動以外の描写を出せていないようです。
日記を脱するという意味で、何を省略して何を残しましょうか・・・
・短夜や近所廻りて沈まぬ陽
点数: 1
イサクさんの俳句添削依頼
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