俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1394ページ目

「母めがけ逆走するよ運動会」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 母めがけ逆走するよ運動会

こんにちは。

とりいそぎ。
なお(じい)様とのやりとりに割り込みます

作中主体が子だとすると、幼児性と言葉のバランスの気持ち悪い句になってしまう感じを受けます。

◆何歳ぐらいの子という想定で「めがけ」「逆走」という言葉を使っているのでしょう?
◆「逆走はルール違反」という認識を持っている年齢の子が、ルールを守らず周りの目も気にせず逆走するよ、と宣言しているということになるのでは。

諸毒では、作中主体はあくまで客観的に様子を見ていて、小さい子の行動を代弁している、という句と受けとりましたが・・

・ママに向かって走るのが好き運動会

点数: 2

「秋の暮ぽかんと開く焼却炉」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋の暮ぽかんと開く焼却炉

こんにちは。
他の方のコメントにも少しずつ触れつつ、読み解いていきます。
げばげば様ご本人からの自句自解が出ませんように(笑)

★山本山になっていて、焼却炉だけではなく、秋の暮もぽかんと開いているのか?
 ⇒山本山かどうか?と言えば、「ぽかんと開く」は「秋の暮」にはかからないのではないかなあ・・「焼却炉」が独立しすぎてしまう。とはいえ、上五下五に五音名詞という形は、そう見えやすいのでしょう。ここは意見が分かれてもいいと思います。
 そして、山本山に関わらず、取り合わせの俳句ですので「秋の暮もいっしょにぽかんと開いているのかもしれない」という受け取りはアリと思います。
 
★「業火に焼かれる」or「使われていない焼却炉が役割を果たさずにぽかーんと存在している」
 ⇒どちらもキャッチできるのが作者の力量&受け手の度量、だと思いました。こういうの良いですね。勉強させていただきます。

★上五下五を名詞の型どちらか開きたい
 ⇒良い指摘だと思いました。上五下五がどちらも五音名詞の形は要注意ですね。リズムが良いように見えて、あまりよくないので・・

で、受け取り方は(侮辱や差別にならない程度に)受け取り手の自由という前提で、みなさんからあまり出ていない点。

私は初読から、この句の「開く」を動きと受け取っており、「今目の前で焼却炉がぽかんと開いた」という動きのある句と受け取りました。

燃えているのかどうかと言えば、「ぽかん」という語感からは燃えていなさそうに感じています。たった今開いたなら、近くには人がいるでしょう。焼却するゴミを投入するために開けたところでしょうか。季語「秋の暮」はゴミや人物にもかかってきます。夜になってやっと落葉掃除が一段落、という想像もできますし、夜通し何かを燃やし続ける作業の人なのかもしれません。

この句に唯一無二の季語が「秋の暮」かというと、動くというか取り合わせは他にもありそうに感じます。季語「秋の暮」ありきの作句とすれば、ここは難しいところですね。

・秋の陽をぽかんと開く焼却炉

点数: 4

「稲妻や轟音擁し落ちにけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 稲妻や轟音擁し落ちにけり

こんばんは。
ヒッチ俳句様への質問を見て、前の句の私のコメントをあまり真面目に見てないのだなと悲しくなりました。

点数: 3

「運動会蹂躙さるるグラウンド」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 運動会蹂躙さるるグラウンド

おはようございます。

いわゆる【凡】の要素を回避しようという意図はわかります。

◆奇抜さを狙い過ぎて作為が見えすぎているタイプの句に見えます、コメントにある「穿ちすぎ」はともかくとして、内容はそれほど濃くないのでは・・・
◆ほぼ運動会の一物句。中七下五は季語を説明していますが、上五で先に「運動会」が出る語順のため、よりいっそう説明感が出ている気がします。
◆意図はないかもしれませんが「蹂躙さるるグラウンド」は時間が長そうですね。瞬間を切り取る表現を意識すれば、説明感が減るかもしれません。

「グラウンドを蹂躙している」という意味は残すとして、句意をあまり変えずに説明感を落とすにはどうしたら・・という意図の提案句です。わずかに具体性を足してみます。

・グラウンド蹂躙の靴運動会
・グラウンド蹂躙運動会の騎馬

点数: 1

「子供らは地に属しをり運動会」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 子供らは地に属しをり運動会

おはようございます。

◆同時投句のもう一句と比較して、こちらの方が「季語の説明感」は薄いですね。理由は「子供」との取り合わせの形になっているからだと思います。
◆取り合わせになっているので「運動会」という風景を先に見せる手もありそうです。
◆「子供ら」・・「子供」で本来複数の意味なので重複表現。敢えてやっているなら音数合わせでしょうか?慣例に倣えば「子ら」がいいと思います。

◆「地に属す」これ単体では理屈の措辞で、あまり描写ではないですね。作者の感想を説明していると思います。
 この措辞を生かす前提なら、理屈・感想をいかに受け手に納得させるか。なかなか難しいです。

・運動会子ら地に塗れ地に属す
・運動会小学生は地に属す
・運動会子は地に属すものとして
・親も子も地に属すもの運動会

点数: 1

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