俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1396ページ目

「運動会お花紙にも砂ぼこり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 運動会お花紙にも砂ぼこり

こんばんは。
コメントの難しい句だったようで、一番乗りでしょうか?

◆「お花紙」の受け取りが難しいのだと思います。
 この名前が一般名詞なのかどうか私も理解しておりませんが、検索して出て来るのは「花を折るための紙(商品名)」が多数で、「完成した紙の花」のことを指して「お花紙」と言っているサイトは少数でした。
 完成したものは「紙の花」もしくは「ペーパーフラワー」と呼ばれていました。
◆その「お花紙」で作る花は繊細なものが多いようでしたが、運動会で点数がわりにボードに貼るような紙の花はもっと頑丈だったような・・これは学校や組織ごとに違うはずですし、一概には言えませんが。

ということで、
・運動会紙の花にも砂ぼこり
まずここから。

・運動会砂のざらりと紙の花

ちなみに、昔の形式の運動場での運動会を想定するなら「砂ぼこり」は季語の想像の範囲内、という考え方もあると思います。

・運動会得点板に紙の花

この句の「紙の花」に砂ぼこりを想像できるかどうか。受け手の経験と想像力に託すのも詠み手の裁量ですね。

点数: 1

「また夢の尻尾を追ひて美術展」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: また夢の尻尾を追ひて美術展

こんばんは。

この句、「まだ美術への夢を追うために美術展へ行く」という季語を因果に含んだ解釈が正解のようですが、季語からの因果の句は説明的になったり、安っぽくなったりします。
他の解釈もできますが、どうしても季語を説明的に使った気配がつきまといますね。

と思うと、「しなやかな~」の句の方が、受け手が勝手に幅広い解釈をすることができる(作者の出したい句意とは離れるかもしれません)という点で、玄人受けすると思います。
実際どちらの句が良いのか?という点で言えば良い悪いではなく、作者の選択するところです。自分の出したい句意を優先して理解しやすくするか、受け手の読みに任せるか。
1かゼロの選択ではなく中間もある感じでファジーに考えてもらえば大丈夫だと思います。

・届かざる尾を追ひにけり美術展

点数: 1

「眠れぬ夜ちちろ近づくごとく鳴く」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 眠れぬ夜ちちろ近づくごとく鳴く

こんばんは。

この句は良いと思いました。
「これを伝えたい」という(説明への)こだわり。その執着を出さないことが、俳句では功を奏することが多いです。

自身の報告を「眠れぬ夜」という事実のみであっさりと終わらせ、中七下五にて季語「ちちろ」を表現することで受け手の理解に託しています。だんだん近づいて、大きく聞こえてくる(ように感じる)こおろぎの声。その感覚は理解できます。

「ちちろ」に「鳴く」とわざわざ言う必要があるか?という意見はあると思いますし、今後もお考え下さい。省略する方法もあると思います。ですがこの句では「ちちろ近づくごとく」という比喩を活かすための「鳴く」というダメ押しは、アリなのではないかと私は思います。

点数: 2

「緑児の百面相や秋うらら」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 緑児の百面相や秋うらら

こんにちは。

わー気持ちの入った良い句ですねー。
血が綺麗になりそう(措辞借用)。こんなの添削できません。
このままいただきます。

やりとりしたことがない人は、やりとりしなければ、やりとりしたことがない人のままですよ?という哲学的なツッコミはあるのですが、

私も気がのらないときにわざわざこちらへ来ませんし、
私のここでのスタンスは来るもの拒まず去る者追わず、です。
(管理者でも大御所でも師匠でもないですし・・)
(あっちはまた違います)
気楽に出入りしていただければと思います。

点数: 2

「三世代揃ひ五人の墓参かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 三世代揃ひ五人の墓参かな

こんにちは。

◆「三世代で墓参り」という内容に類想の気配があります。
 「五人」という情報だけでは、類想を抜け出すまでではなさそう。
◆「三世代で墓参り」なら「揃ひ」は言わなくてもよさそう。

「揃ひ五人の」の七音分で何ができるか、ですね。

・三世代五世帯九人墓参

ですが類想回避で「三世代」を諦める方がよいかもしれません。
佳作に三世代・四世代が他にありましたが、人選にはありませんでした。

点数: 1

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