「初雪やまっさらな舞台始まれり」の批評
東野宗孝さま、こんばんは。お元気でしたか?
雪は様々な印象をもつ季語
(美しさ、儚さ、寒さ、災害への脅威など)ですが、御句は前向きな心情の伝わってくる一句ですね!
今の東野様の思いでしょうか?良い感じだと思います。
〇やはり気になったのは「まっさらな舞台」の中八ですね。中七の字余りは大きくリズムが崩れるので、極力避けたいです。
〇コメントを拝見すると「舞台」は比喩的な表現なのですね?そうとはわからず、屋外の舞台で何かイベントが行われていて、そこに初雪が降ったという句かと思ってしまいました。
どうしてもという拘りがなければ、無理に比喩を使わなくてもいいのではないでしょうか。
〇コメントに「色んな景色が真っ白な雪で覆われて~」とありますが、初雪は多くの場合、雨に混じって微かに舞うような雪ですので、景色が白で覆われるのはもう少し先の話だと思います。
そうすると、作者の一番言いたかったことが「初雪」という季語で表現できるか、検討した方がいいかもしれません。
積もった雪を表すなら「新雪」とかの方がいいような気もします。
〇迷ったという「初雪の幕開け告げる白さかな」も少し違和感があります。「初雪がその白さで幕開けを告げている」という意味になると思いますが、何の幕開けなのかわからないので…。
大きく変えてしまってすみませんが、
・新雪やまつさらとなる町と吾(われ)
・新雪や目前の道まつさらに
・新雪やさまざまなものまつさらに
など考えました(東野様の思いと全然違っていたらごめんなさい)。
またよろしくお願いします!
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
いつもありがとうございます。
また時間が空いてしまいました。
「まっさらな」という言葉の響きが良くないと感じましたが、色んな景色が真っ白な雪で覆われて、それまでの嫌な事も、消し去られて、リセットされた様で、また一から始まるという思いを込めてみました。
「初雪の幕開け告げる白さかな」と迷いましたが、雪は白いので避けました。
また、ご助言頂けましたら幸いです