「秋夕焼老いの訃報の回覧板」の批評
回答者 三男
添削した俳句: 秋夕焼老いの訃報の回覧板
久田しげき様 こんにちは
訃報に接すると物悲しい気持ちになりますが、回覧の生活習慣が残る集落は人情味があって互助が培われているように存じます。
私は東京のマンション暮らしが長く、住人同士顔を合わせれば表向き挨拶を交わしますが、他人になるべく干渉しない姿勢を多くの人に感じていました。転居しても同じ雰囲気がありましたから、親族とか近しい間柄でないと胸襟を開くことがなく、都会で生活する保身術になっているのかも知れません。
隣は何をする人ぞではありませんが、若いうちはともかく、高齢社会の現状を鑑みれば孤独の晩節は寂しく感じてしまいます。
長寿は喜ばしい話題ですが、それには健康長寿の生活習慣を身につけて実績しなければならない、なかなか見えにくい日本社会の一面を考える機会になりました。
失礼いたします。
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