俳句添削道場(投句と批評)

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「海明けし深海に陽の届きたり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 海明けし深海に陽の届きたり

こんばんは。
こちらは褒める方向ですね。

季語「海明け」を説明しない方がいいですよ・・・と思いつつ、でもなんとなく詩がある句です。

俳句特有の技法である「切れ」と「取り合わせ」を入れると形になりそうな気がします。
季語に取り合わせる相手を「陽」(日光)としてみます。あと、実際に深海を見ているわけではないですよね?ということで提案句を置いておきます。

・海明けや陽は深海に届くごと

点数: 0

「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる

追記

「鸚鵡貝」と「桜」は喧嘩してしまうかもと書きましたが、よく考えてみると、とても面白い気がしてきました。日本人にはなかなか思いつかない組み合わせかも!
「飛花」だけで、「ロゼ」のような色と「舞い上がる」という様子は伝わるので、それは書く必要がないので、「桜」と「鸚鵡貝」の関係をちゃんと書けば、いい句になる可能性がありそうです!

点数: 1

「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる

こんにちわ。

鸚鵡貝が、どうして出てきたかが、全く理解できなくてコメントできなかったのですが、ようやく理由がわかりました。

俳句というのは、17音で伝える文学で、文字が限られているので、省略をたくさんするわけですが、それでも、読み手が省略を補える範囲での省略です。
例えばですが、日本語では、「助詞」(は、を、と etc..)を使うことで、そのあとにくる動詞が自然に想像されるときは省略しても意味が通じます。逆に「助詞」を省略しても、動詞によって自然に名詞が主語なのか目的語なのか、方向なのかを補うことが可能です。

ただ、飛花(の様子が)鸚鵡貝(ような形をしている。それは自然界の黄金比の象徴である)、ここまでの(・・)の省略では読み取れません。また「鸚鵡貝」で、古い生命の歴史を感じさせるという連想はありますが、その形状が黄金比の象徴でありそれを読み込んだ。までは、想定できません。
正しく伝えるには、
「鸚鵡貝の渦紋のごとく散る花よ」でしょうか。「散る花」も「飛花」に似た季語です。この場合、「鸚鵡貝の」と6音になってますが、伝えたきことを伝えるためには字余りもしょうがないというところです。

ただ、俳句には「季語」という武器があります。季語に関していくと、古来から自然などに対して積みかなってきた共通のイメージがあります。それに加え、多くの俳人・詩人がその季語を読みこむことで新旧のイメージや連想の力が「季語」にはあります。それが俳句の約束です。

例えば「飛花」には、日本語の意味として「花びらが飛ぶこと」または「飛んでいる花びら」のことですが、俳句の世界ではこれは桜の花びらのことを言います。「桜」が飛ぶ姿には、「儚さ」「可憐さ」「淡きピンクの色」「古来から詠まれてきた歴史」などが共通認識として存在します。

「鸚鵡貝」などに例えなくても、その自然の儚さと繰り返される歴史のような感慨は「飛花」の一言にすべて込められています。かえって、「鸚鵡貝」を持ち出すことで、「古代から生き残ってきた生命の強さ」のような連想が入ってくると、桜の儚く散る様子と喧嘩してしまい、その情緒がなくなってしまうかも知れません。

点数: 1

「かげらふの揺れしすがたよ新耕地」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: かげらふの揺れしすがたよ新耕地

こんばんは。二句目です。

◆歴史的仮名遣いならば「かげろふ」ですね。
 よくわからないならば「陽炎」と漢字で書く方が安全です。
◆上五中七は「陽炎が見えた」ということしか言っておりません。
 これと同じ意味は、「陽炎や」という五音で表せます。「陽炎や」と俳句に書いた時点で、作者には陽炎が見えている、ということを暗に伝えていますので。
 つまりこの句は「陽炎の新耕地」という十音でほぼ同じ風景になります。

中七七音がまるごと別のことに使えます。「新耕地」という単語の良い悪いもありますが、まずは「季語の説明」をすることや、「陽炎のすがた」などという言い回しを避けて、七音を作ってみてください。

点数: 0

「村見守る松まだ無名みどりの日」の批評

回答者 ちゃあき

添削した俳句: 村見守る松まだ無名みどりの日

 こんばんは。「ケチャップの~」の句へのアドバイスありがとうございます。春尽をケチャップ尽に託したつもりだったのですが、寂しい感じになってしまったみたいですね。でも因果関係になってなくてほっとしました。
 御句。コメントを入れようと思ってたんですが、鑑賞力不足で何を書いて良いやら迷ってました。(^^ゞ 何かまたチャレンジをされておられるようですが、僕には難しくて的確な評はできませんので、僕なりの提案句を置かせていただきます。
・村の松まだ名は無くてみどりの日

点数: 0

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