俳句添削道場(投句と批評)

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ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる

作者 みちのく  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今日は、日本の文化に関心を持っている外国人です。
俳句の初心者なので、まだ未熟なところが多いと思います。
「ロゼ」とは、薄桜に似ている色のはずですが、通じるかどうかはわかりません。

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 イサク

こんにちは。

◆先に出ている「飛花」の説明、「ロゼ」は不要。
 「桜の花」なので桜色、それに近い色、という説明は要りません。
◆「鸚鵡貝かな」が「鸚鵡貝かな?」という疑問のように見えます。現代語の「かな」と、切れ字で使う「かな」はそれなりに意味が違うので注意です。
◆巻貝の渦巻が「黄金比」であるのはそこそこの専門知識ですし、この書き方では「渦を巻く」の比喩であるとは伝わらないですね。
 ただし取り合わせとしての「飛花」と「鸚鵡貝」は、とても興味深いおもしろい題材だと思います。

・飛花の風鸚鵡貝巻く渦の風

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 かぬまっこ

句の評価:
★★★★★

はじめまして、かぬまっこと申します。
「飛花」とあれば読書は桜の花びらをイメージします。なのでロゼは要らないと思います。
それに鸚鵡貝ではなくて桜貝の間違いではないでしょうか❔

日本の文化に関心をもっていらっしゃるとのこと嬉しく思います。外国の方なのに俳句を詠まれるなんて素晴らしいです。(*^^*)

点数: 2

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 鳥越暁

句の評価:
★★★★★

こんばんは
はじめまして。日本人としてとても嬉しいです。
日本人でも俳句は難しいですけれど、言葉を紡ぐのは楽しい時間です。
おそらく、ゆりあさんの外国人としての視線が強みになる句ができるでしょう。
今回の句についてはかぬまっこさんがご指摘されているので、私も同様に思います。
マイペースで楽しんでくださいね。

点数: 1

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

こんにちわ。

鸚鵡貝が、どうして出てきたかが、全く理解できなくてコメントできなかったのですが、ようやく理由がわかりました。

俳句というのは、17音で伝える文学で、文字が限られているので、省略をたくさんするわけですが、それでも、読み手が省略を補える範囲での省略です。
例えばですが、日本語では、「助詞」(は、を、と etc..)を使うことで、そのあとにくる動詞が自然に想像されるときは省略しても意味が通じます。逆に「助詞」を省略しても、動詞によって自然に名詞が主語なのか目的語なのか、方向なのかを補うことが可能です。

ただ、飛花(の様子が)鸚鵡貝(ような形をしている。それは自然界の黄金比の象徴である)、ここまでの(・・)の省略では読み取れません。また「鸚鵡貝」で、古い生命の歴史を感じさせるという連想はありますが、その形状が黄金比の象徴でありそれを読み込んだ。までは、想定できません。
正しく伝えるには、
「鸚鵡貝の渦紋のごとく散る花よ」でしょうか。「散る花」も「飛花」に似た季語です。この場合、「鸚鵡貝の」と6音になってますが、伝えたきことを伝えるためには字余りもしょうがないというところです。

ただ、俳句には「季語」という武器があります。季語に関していくと、古来から自然などに対して積みかなってきた共通のイメージがあります。それに加え、多くの俳人・詩人がその季語を読みこむことで新旧のイメージや連想の力が「季語」にはあります。それが俳句の約束です。

例えば「飛花」には、日本語の意味として「花びらが飛ぶこと」または「飛んでいる花びら」のことですが、俳句の世界ではこれは桜の花びらのことを言います。「桜」が飛ぶ姿には、「儚さ」「可憐さ」「淡きピンクの色」「古来から詠まれてきた歴史」などが共通認識として存在します。

「鸚鵡貝」などに例えなくても、その自然の儚さと繰り返される歴史のような感慨は「飛花」の一言にすべて込められています。かえって、「鸚鵡貝」を持ち出すことで、「古代から生き残ってきた生命の強さ」のような連想が入ってくると、桜の儚く散る様子と喧嘩してしまい、その情緒がなくなってしまうかも知れません。

点数: 1

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

追記

「鸚鵡貝」と「桜」は喧嘩してしまうかもと書きましたが、よく考えてみると、とても面白い気がしてきました。日本人にはなかなか思いつかない組み合わせかも!
「飛花」だけで、「ロゼ」のような色と「舞い上がる」という様子は伝わるので、それは書く必要がないので、「桜」と「鸚鵡貝」の関係をちゃんと書けば、いい句になる可能性がありそうです!

点数: 1

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 道奥ゆり

句の評価:
★★★★★
★★

かぬまっこさん、
鳥越暁さん、添削をありがとうございます。
ロゼという言葉が不要だということがわかりました。
しかしながら、オウムカイという単語を選んだ理由がうまく伝わらなかったようで、説明を追加させていただきます。
オウムカイが自然に起きる黄金比の例えの一つです。その故、飛花もオウムカイと同じ形で渦紋のように回り上がっているということを表すつもりでした。

点数: 0

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「ロゼの飛花鸚鵡貝かな舞い上がる」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

陸奥ゆりあさん、こんにちは。御句拝読しました。
前回もお伝えしたつもりですが、海外の方でこのように俳句をお詠みになれるのはすごいと思います。

とはいえ、本句は意味がわかりませんでした。なんとなく桜の散る花びらが舞い上がる、ということはわかりましたが、「鸚鵡貝かな」が理解不能でした。
それはご自身によるヒントをもらっても同じでした。というより、黄金比とか、余計わからなくなりました。申し訳ありません。

点数: 0

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