俳句添削道場(投句と批評)

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夕月夜球児の汗も供養かな

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 球児らの汗も供物か夕月夜

虚俊様、初めまして今晩は。
球児らの汗も供養か夕月夜
この句の場合、球児がかいた汗、汗がダラダラ出るといったものではないので季重なりは避けれると思います。しかしながら、球児、汗と続くとどうしても夏を連想します。この句の一番の味噌は『供養』ですね。何に対する供養なのか分かりませんが、上五で『夕月夜』を詠うことで夏っぽいイメージを抑えられると思うので提案させて頂きました。
原句を最大限に生かすのであれば
球児らの汗も供養となる月夜
というのも一つかと。
個人的な感想ですが、私はこの供養という言葉は、若くして亡くなった球児に捧げられたものと思いました。声ではなくて汗とされたのは素晴らしいと思います。

点数: 1

夕星や球児の汗も煌めきて

回答者 佐々木健一

添削した俳句: 球児らの汗も供物か夕月夜

むしろ「供物」という言葉がなかなか手強い感じがしました。
野球の神様に捧げられる学生の青春?
供物を捧げて祈願する、というより、がむしゃらに汗だくで野球に没頭している球児たち、没頭するうちに日は暮れて、月や星が……。
月か星か。「汗」は月というより星かもと思いました。

夕星や球児の汗も煌めきて

夕星(ゆうづつ)という宵の星の季語は、いかがでしょうか?

点数: 1

友ありて校庭の空に鰯雲

回答者 佐々木健一

添削した俳句: 友だちと見上げた空は鰯雲

鰯雲、秋の季語
作句意図によると、気持ちいい秋の空への感動がある。
でも、一人で見ているわけじゃなくて、友達と同じ空を分かち合っている気持ちがあってこその気持ち良さかもしれません。

雲は湖や水たまりなどにうつりこんでいなければ、見上げているわけです。
鰯雲と書けば
「見上げた空は」の七音が省略できます。

鰯雲、友達が残りました。
「友達」も「友」とすれば二音省略できます。

鰯雲、友。

鰯雲をよく観察して鰯雲の様子だけで句を作る一物仕立てという方法もあります。

鰯雲白さは青さを奪いあい

これでは、せっかくの「友」が生かせない。

友ありて校庭の空に鰯雲

作句意図に校庭で見たとありましたので、校庭を入れてみました。

点数: 2

満月とGPSに入力す

回答者 佐々木健一

添削した俳句: 満月のGPSや地球号

GPSを使うとき行き先の名前なり住所なりを入力して使うわけです。
作句意図の未来への指針となるGPSという、未来への不安。
GPSはナビゲーションでリモコンのように操作しているわけではない気も。
月の満ち欠けと海の満潮干潮の関連性を思い出しました。
擬人化ならぬ機械化、地球を自動車か何かの乗り物に見立てているのが、この句のおもしろさだと思いました。
位置を移動するわけでない現在も全人類を未来へと運んでいる乗り物。
GPSという言葉を取り入れた俳句を考えたことはなかったので、作ってみたくなりました。
満月、地球号、GPS。
地球号の発想や未来への不安感はGPSではどうにもならない気もしたので、ちょっと古いSFものっぽい句で、満月への憧れの句に直してみました。
宇宙船でGPSで星を入力すると到着時刻やルート検索できる時代、別の星に移民する時代が来るとしたら、その頃の地球はどうなっているんでしょうね。

点数: 0

後悔も新米も噛みしめうまし

回答者 佐々木健一

添削した俳句: 失敗を新米噛みしめ糧にする

悔しさを噛みしめながら食事をしているとき、新米のおいしさに、明日の糧にしようと悔しさが、なんというか浄化される。
おいしい食事、新米に気持ちが癒される。
新米を新人の言い替えの意も隠されているとのこと。よく噛んで新人の味を引き出してあげたいといった感じでしょうか。
悔しさが「噛む」ということで前向きな気持ちになる、この動作による変化が素敵な一句だと思いました。
作句意図なしで読んだとき「失敗」を糧にするために噛む、「失敗」から得られた経験は新米のようにとてもありがたいものという句だと思いました。

あえて575ではなく557の変奏曲?で直してみました。

俳句には生憎(あいにく)はない」
俳人は雨が降ったら降ったで風情をよろこび、風がふいたらよろこぶ。
俳句にすると、人生はどんなことも「生憎」はない。
仕事のイライラもまた俳句にすれば、こんなに前向きに。
俳句ってすごい素敵なものだと感じさせていただきました。

点数: 3

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