友ありて校庭の空に鰯雲
回答者 佐々木健一
鰯雲、秋の季語。
作句意図によると、気持ちいい秋の空への感動がある。
でも、一人で見ているわけじゃなくて、友達と同じ空を分かち合っている気持ちがあってこその気持ち良さかもしれません。
雲は湖や水たまりなどにうつりこんでいなければ、見上げているわけです。
鰯雲と書けば
「見上げた空は」の七音が省略できます。
鰯雲、友達が残りました。
「友達」も「友」とすれば二音省略できます。
鰯雲、友。
鰯雲をよく観察して鰯雲の様子だけで句を作る一物仕立てという方法もあります。
鰯雲白さは青さを奪いあい
これでは、せっかくの「友」が生かせない。
友ありて校庭の空に鰯雲
作句意図に校庭で見たとありましたので、校庭を入れてみました。
点数: 2
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校庭で、友達と遊んでいる時に、ふと空を見上げた時の光景。
気持ちいいなあと思った。