俳句添削道場(投句と批評)

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失敗を新米噛みしめ糧にする

作者 ひろみな  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

会社では新米と言われる新入社員が、仕事の失敗を家でご飯を食べながら反省し、次への決意をうたってみました。

最新の添削

後悔も新米も噛みしめうまし

回答者 佐々木健一

悔しさを噛みしめながら食事をしているとき、新米のおいしさに、明日の糧にしようと悔しさが、なんというか浄化される。
おいしい食事、新米に気持ちが癒される。
新米を新人の言い替えの意も隠されているとのこと。よく噛んで新人の味を引き出してあげたいといった感じでしょうか。
悔しさが「噛む」ということで前向きな気持ちになる、この動作による変化が素敵な一句だと思いました。
作句意図なしで読んだとき「失敗」を糧にするために噛む、「失敗」から得られた経験は新米のようにとてもありがたいものという句だと思いました。

あえて575ではなく557の変奏曲?で直してみました。

俳句には生憎(あいにく)はない」
俳人は雨が降ったら降ったで風情をよろこび、風がふいたらよろこぶ。
俳句にすると、人生はどんなことも「生憎」はない。
仕事のイライラもまた俳句にすれば、こんなに前向きに。
俳句ってすごい素敵なものだと感じさせていただきました。

点数: 2

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新米を噛みしめる歯の小刻みに

回答者 ハオニー

お初にお目にかかります、ハオニーです

早稲の品種は新米の時期ですね
この句に出てくる方は、間違いなく晩成な方でしょう

日記帳に書き留める句なら、「失敗を」が分かりづらいと思います
「糧にする」で何か失敗したのかと推測はできますから、「失恋を」「叱責を」「嘲笑を」などもう一歩踏み込めば、その時の感情がリフレインされるでしょう

これを作品レベルまで持っていくには
説明くさい句は作品と呼べないため、大鉈を振るう必要があります
つまり
原因「新米を噛みしめる」→結果「糧にする」
という因果関係を解消しなくてはいけません

結果「糧にする」も、曖昧な「失敗を」も消します
「新米を噛みしめる」というフレーズが残りました
ここに「歯の小刻みに」とくっつけてみます

これで、失敗して悔しさと新米を噛みしめる様子がイメージ出来るようになりました
さらに、新米を嬉しがって食べている家族の様子かもしれないとも想像できます
(これは私の弟にどんな句か聞きました)

作品とよべる俳句の多くは、読み手が多様な解釈が出来るものです
100人が100人同じような解釈をするピンポイントの作品もありますが、それはプロでも難しい領域です

点数: 2

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新米を噛んで腹へと明日の糧

回答者 輝久

新入社員の新米と現物の新米を、掛けてみました。

失敗の悔しさを口に出さずに噛みしめて夕ご飯を頂き、また明日から頑張ろうと思う気持ちに詠んでみました。

点数: 1

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添削対象の句『失敗を新米噛みしめ糧にする』 作者: ひろみな
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