凍星や戦勝国の踏む山河
回答者 ハオニー
添削した俳句: 凍星や破れし国の山河燃ゆ
私も、秋が過ぎ去ってから(自称)素晴らしい秋の句が出来るタイプの人です
ですから、戦争の句を8月にしか詠んではいけないとは微塵も思いません
句を私なりに噛み砕いてみました
凍星と破れた国の関係は空虚で興味深いものがあります
この言葉の組み合わせは面白いです
句会での指摘は「狙いすぎ」とのことですが...
凍星の澄んだ空気を表しているかのような季語と、何かが燃えるイメージの12音は少し違う気がします
この句の主役は「凍星」ですから、そのイメージが発揮されるような12音のフレーズがいいと思います
私なら「敗戦国」の滅びかけた山河の描写ではなく、「戦勝国」が「敗戦国」の山河を制したような書き方をします
「国破れて山河あり」はすぐ気づいたのですが、この言葉があると作戦の妨げになるので外すしかなかったのです
点数: 1