俳句添削道場(投句と批評)

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暁光や五大堂立つ九月尽

回答者 ハオニー

添削した俳句: 九月尽暁光に浮く五大堂

言葉の順番を気にしていらっしゃるあたり、わかってますね
語順が気になるときに「いくつかパターンをつくって比べるとよけい分からなくなる」ことを、私も経験しました
でも、失敗覚悟でやってみる価値はあります

考えながら試してみることをお勧めしますが、私が吟味した結果を書きます
一番感動したであろう、「暁光」から始めるのがよさそうです
もう一つ、五大堂相手に「浮く」だと弱っちい感じがします
確かに、五大堂は海に囲まれた小島に浮いているようには見えるのですが(松島はある程度知っています)

暁光や五大堂立つ九月尽
九月尽は最後にした方が、この句は整うようです

点数: 2

我が命ひとつなりけり飛花ひとひら

回答者 ハオニー

添削した俳句: 桜ひとひら我が命ひとつなりけり

命は動物だけのものなのか、植物はどうなのか、と考え込みました

これは自分の命を桜の花びらに喩えている句だと思いました
「我が命ひとつなりけり」という表現には、割とどんな季語でもいけます
我が命ひとつなりけりチューリップ(映像とイメージを入れるタイプの季語)
我が命ひとつなりけり夕月夜(時間軸を入れるタイプの季語)
我が命ひとつなりけり秋彼岸(映像のない時候の季語)
ここに桜を入れるとなると、類句は多そうです

これは上五字余りで中七・下五をくっつけた形なのですが、どうしても七五七に見えてしまい型破りだなと思われてしまいます
桜ひとひら/我が命ひとつなりけり

これは「我が命ひとつなりけり」を上五・中七に置いてしまうのがいいです
そして下五(座五)で、このどんな季語でも合いそうな表現に、作者さんらしい季語を入れる方法が望ましいです
私は「下五の字余りは1音分が限界」と頑なに信じているタイプの人間ですから、飛花ひとひら(ひかひとひら)と6音で止めています

点数: 2

無花果や九度目の告白の友

回答者 ハオニー

添削した俳句: 無花果にテーブル挟む新事実

お初にお目にかかります、ハオニーです

無花果は読んで字のごとく、花が見えないところで咲いているのですね
お友達とのお話で新たに知った、実らなかった想いや実ったような隠し事もあったのでしょうね
この抽象的に描かれた「新事実」はそういうことを想像してもらいたいのでしょう

特に気になったのは中七です
テーブル挟む、が「2人以上の人間がテーブル越しに」という状況説明で終わっています

「無花果や」と切れをつくり、12音分で「新事実」の内容を描くととても明快です

手直しの句のようにすると、「無花果を食べながら談笑している映像」と「無花果と何度目かの告白とは、どこか関係がありそうだ」という複数の意味を持つことが期待できます

「(季語)や」は初心者の型と呼ばれがちですが、使い勝手は割といいものです

点数: 1

感想です

回答者 雨々

添削した俳句: 三日月がバナナのような彼岸かな

こんにちは。 雨々です^^

さて、なんと難しい添削依頼でしょうか (^^;)
この句を見て みんなが思ったであろう事をズバリ言います。

〈たった17音しかない中に季語3つも入れて何とつまらない事を言っているのだ〉

そう、季語3つ入っていますよね。
そして 三日月=バナナ は ベタ中のベタといいますか、 類句がどれほどあることか。。

それから問題はもう一つ。 コメントと投句が内容が違います。
コメントを重視して作るならば

 秋彼岸みかづきめいたバナナかな

こんなところでしょうか。
しかし、こうしたところで季語3つ問題は解消しないし 相当つまらない。
なので添削じゃなくて提案をさせていただきますが
仏桑花さまのコメント内容を無視しております。 ご容赦 m(_ _)m

その1   恋をしてバナナみたいに甘い月

POPに作ってみました^^ 
まず「彼岸」をはずしました。そして「みたいに」を付けたことによってバナナの季語としての強さは少し和らいだかと思います。

その2   かほりたつ甘蕉めきたる三日月ぞ

こちらは大人っぽく。 「めきたる」などと格調の高い言葉を使う時、「バナナ」ですと少々子供っぽく見えるので「甘蕉」としました。これはバナナの事ですね。
香り立つバナナということで、夏の三日月か、と解釈できるでしょうか。

自分もまだまだ不勉強の身、大口も叩けませんが まずは俳句のルールとでもいいましょうか、そのあたりを守るともっと楽しく作句出来ると思いますよ。
ゲームでも 難易度高い方が面白いですもんね。
ぜひ 歳時記を参考になさりつつ、たくさんの句を作ってみてください。

またお会いしましょう。

点数: 5

「桜ひとひら我が命ひとつなりけり」の批評

回答者 輝久

添削した俳句: 桜ひとひら我が命ひとつなりけり

「桜散る中に我が身のひとつ哉」

私も添削などできるキャリアは無いんですが。
原句は字余りで破調で詠んでいます。
やはり最初は定型ですっきり詠む方が良い様な気がします 

点数: 4

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