向日葵は遺影の人の目の高さ
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 亡き人に手向けで飾る向日葵よ
カイ様、コメントありがとうございます。
俳句の基本は二つあり、一つは季語を主役に立てること。そしてもう一つは、目の前にあるモノを”具体的に描くこと”です。
御句の場合、向日葵以外は具体的なモノが描かれていません。なにを見て「亡き人に手向けて飾る」と思ったのか。遺影なのか、それとも墓なのか。
具体的なモノを描き、読んだ人が「この向日葵は亡くなった人に手向けたんだな」と”想像させる”ようにする。これが俳句です。
いろいろな展開が考えられますが、例えば「向日葵は遺影の人の目の高さ」とすれば、一発でこの向日葵が亡くなった人のために飾られていると分かります。そして「目の高さ」と書くことで、読み手が色々と想像するわけです。ひょっとして、この向日葵まで亡くなった人を偲んでいるんじゃないのかと……
難しく感じられたかもしれませんが、誰もが最初は初心者です。どうかチャレンジをお続けになってください。
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