でしゃばりでおもちゃにされて猫じやらし
回答者 なお
こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句、猫じゃらしは秋の季語の本物のエノコロ草のことをお詠みになったのですね。
私は初読は、「強がり」とか「怖がり」とかの語があって「猫」ときたので、てっきり、おもちゃの猫用の猫じゃらしで子猫と遊んでいる情景を、思い浮かべてしまいました。「怖くなんかないさ…」「でも怖いよ〜」とか言いながら、ヒトの動かす猫じゃらしに戯れる子猫。実はちょうど今、商店街のペットショップで子猫が遊んでいるところを見てきたからかもしれません。
でもそれでは季語もないし…と思ってコメント拝読、なるほど、エノコロ草のことなんだ、とわかりました。
提案句は、私ならという読み替えです。長谷さんご自身のコメントから措辞をいただきました。詠みながら、池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」シリーズの「猫じゃらしの女」を思い出しました。男の人と寝る時も猫じゃらしを離さない女郎さんの話です。
余計な話が多くて失礼しました。
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
動植物の季語を措いて、そのイメージから人の姿を表そうとする俳句を、「女郎花」で挑戦されていた方がいらっしゃいましたが、私は添削できませんでした。よくあるアプローチとは思うのですが、難しそう。
人に蹴飛ばされそうなところに出しゃばっている。一本一本はだいたいぐにゃりと背を曲げていて、それが群れている。子どもにおもちゃにされる。そんなエノコログサ(猫じゃらし)の姿から、人を形容する言葉を導き出していき、一人の人間像として一句にまとめてみました。・・・なんだか、思った以上に「カワイイ」キャラクターになってしまった。
作り方が口語文法向きだったのか、普段なら文語文法の句にまとめあげるところ、挫折してしまいました。