俳句添削道場(投句と批評)

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強がりでまた怖がりで猫じやらし

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

動植物の季語を措いて、そのイメージから人の姿を表そうとする俳句を、「女郎花」で挑戦されていた方がいらっしゃいましたが、私は添削できませんでした。よくあるアプローチとは思うのですが、難しそう。

人に蹴飛ばされそうなところに出しゃばっている。一本一本はだいたいぐにゃりと背を曲げていて、それが群れている。子どもにおもちゃにされる。そんなエノコログサ(猫じゃらし)の姿から、人を形容する言葉を導き出していき、一人の人間像として一句にまとめてみました。・・・なんだか、思った以上に「カワイイ」キャラクターになってしまった。

作り方が口語文法向きだったのか、普段なら文語文法の句にまとめあげるところ、挫折してしまいました。

最新の添削

でしゃばりでおもちゃにされて猫じやらし

回答者 なおじい

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。

御句、猫じゃらしは秋の季語の本物のエノコロ草のことをお詠みになったのですね。
私は初読は、「強がり」とか「怖がり」とかの語があって「猫」ときたので、てっきり、おもちゃの猫用の猫じゃらしで子猫と遊んでいる情景を、思い浮かべてしまいました。「怖くなんかないさ…」「でも怖いよ〜」とか言いながら、ヒトの動かす猫じゃらしに戯れる子猫。実はちょうど今、商店街のペットショップで子猫が遊んでいるところを見てきたからかもしれません。
でもそれでは季語もないし…と思ってコメント拝読、なるほど、エノコロ草のことなんだ、とわかりました。
提案句は、私ならという読み替えです。長谷さんご自身のコメントから措辞をいただきました。詠みながら、池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」シリーズの「猫じゃらしの女」を思い出しました。男の人と寝る時も猫じゃらしを離さない女郎さんの話です。

余計な話が多くて失礼しました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「強がりでまた怖がりで猫じやらし」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

口語には口語の文語には文語の良さがあり、それを自由にケースバイケース使えるのは現代人の特権で、口語を認めないというのは俳句の進化の否定であり、文語否定もまたしかりと考えております。

御句、確かにツンデレの女の子みたいですね(笑)
そんな猫じゃらしだから猫もじゃれるんでしょうか。いい句と思いました。

点数: 0

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「強がりでまた怖がりで猫じやらし」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、なかなか味わい深かったです。
猫じゃらしの形容は「強がり」で「怖がり」なのかー、なるほど。それってもう猫やんってなりましたね。ウチの猫ちゃんたちも、強がりで怖がりで。だから、猫ちゃんは猫じゃらしに愛着がわくのかなー。猫じゃらしって名前をよくつけたなーって言うくらい飛びついていきますからねー(*'▽')

面白い句でしたね。他の方の句の添削も楽しく見させていただいています。

猫の声今宵の月に響かせり

とか、主体を替えただけで大きくニュアンスをファンタジーに寄せるのいいですね。

盆休みありやなしやの家居かな

も結構お気に入りです(*'▽')

点数: 0

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君強がりで怖がりで猫じゃらし

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

やろうとしていることは擬人法や比喩ではないですよね?
とするなら、季語でない部分を人の仕草にするのは難しく、狙って良い句にするのは相当難しいと思います。
「君」や「男」などの人間を表す語を入れて、二物にしてしまえばなんとか・・・
よくあるアプローチなんですかね・・・?

点数: 0

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添削対象の句『強がりでまた怖がりで猫じやらし』 作者: 長谷機械児
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