俳句添削道場(投句と批評)

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図書館に伸びゆく坂へ降る紅葉

回答者 ハオニー

添削した俳句: 本返す道のついでに紅葉狩り

この句の評価
季語が泣いています

季語「紅葉狩」は紅葉を愛でるものです
そこには秋の野山を楽しもうとする人達がいるとも考えられます
ある程度の山の広がりと高揚する心理が隠されている言葉です
それらをついでに、と脇役にするのならそれ以上の感動や驚きがないといけません

それらがないと判断されたため、この季語は噛ませ犬で終わってしまいます
だから受けがよくなかったのでしょう

紅葉狩を活かすなら
紅葉狩あの本返し忘れたよ
くらい砕けた句があります

「図書館の道」も「本返す道」も「紅葉狩」も具体的な映像とはいえません
私なら、本を返すという状況ではなく具体的な映像を補います
図書館に伸びゆく坂へ降る紅葉

綺麗に句をつくっておいて、「これ、図書館に本を返しに行ったときに思い付いた一句なんですよ」と言う方がお茶目だな、と最後に付け加えます

点数: 1

返却日踵を返す大紅葉

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 本返す道のついでに紅葉狩り

よしはむ様、今晩は。
『図書館の、本返す』返却をする際の状況ですね。『返却日』本なのかCDなのか、はたまたDVDなのか、少し図書館へ行く途中という所は薄れてしまいますが、何を借りてたんだろうとか、どんな気持ちで返しに行ったのかとか、物語が生まれると思います。ついでと意味は違いますが、踵を返すとすれば、思わず足を止めて紅葉に見惚れた状況も表現できると思います。他は後ろ髪引かれなども良いかと。

点数: 1

賽の目の梨を入れ歯が喰いにけり

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 八つ切りと決めて梨食う入歯かな

大浦美津子様、今晩は。
果物の八つ切りという表現が分かりづらいと思いました。小さくとするならば賽の目などとしても良いのかと。この句でもっとも言いたいのは入れ歯の皮肉かと思います。入れ歯を皮肉って淋しき歯などとするのもありかと。
淋しき歯二十世紀を喰いにけり
梨の二十世紀と、入れ歯となった歳月を皮肉ってみました。

点数: 1

曲がる背に籠ごろごろと弾む柿

回答者 ハオニー

添削した俳句: 曲がる背の籠にごろごろ弾む柿

籠に柿が転がっているような様子を、音やぶつかったときの振動を背中に感じている...
そのような句のようですね

気になるところは「曲がる背の籠に」です
籠に柿があったと直接書いてしまうのはもったいないです

「背負っている籠」と「ごろごろと弾む柿」という描写だけをして、読み手がこの2つの描写から関係性を探したくなるよう仕向ける方が詩的です

手を入れてみました
曲がる背に籠/ごろごろと弾む柿

この人は籠を背負ったまま、落とした柿を拾おうとしているのかもしれない
というような、別のシナリオも見えてきます

点数: 4

猫背中カゴにごろごろ弾む柿

回答者 よしはむ

添削した俳句: 曲がる背の籠にごろごろ弾む柿

お久しぶりです。
今回の句は、わかりやすく情景が浮かびやすい句で、ほとんど手直しの必要はないかと思います。

ただ、「曲がる背の籠にごろごろ」の部分が説明的になっているような気がしたので、猫背中で一度、句を区切るようにしてみました。

「猫背中カゴにごろごろ弾む柿」の場合だと、背負った籠の中で柿が弾んでいる様子がわかりづらいのが難点ですが。
他にもっと上手な添削ができる方いらしたら、お願いします。

点数: 1

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