俳句添削道場(投句と批評)

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「バス停の目を一点に秋薔薇」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: バス停の目を一点に秋薔薇

物寂しげだけど味のある風景だと、私は感じます
字足らずで郷愁などの余韻がなく、なんともいえぬ虚しさが出ています
夏の薔薇と違って勢いがないかわりに色に深みがある「秋薔薇」ですので、このような解釈かと思いました

描写の句だとおっしゃいましたが、これは俳句じゃないと言われるかもしれません
「バス停にいる人たちの目を一点に集める秋の薔薇です」という文章をちぎって、俳句の型に収めた作品…
なんて思われた時点で、この句は評価されることを辞められてしまいます
句会に参加しているような方で、文章を俳句にしただけの作品を低評価にする人は割といます

「目を一点に」は分かりづらいので、人の存在を描写したいのなら直接言いましょう
旧友と待つバス停に秋の薔薇
字足らずではなく、「よ」という優しい詠嘆を使う手もあります
旧友と待つバス停の秋薔薇よ

秋薔薇だけでは色に深みはあっても、正確な色は分からないので「赤」と書くのもありですが…
情報が多くて入りませんでした

点数: 2

死に際の蟷螂天を睨みけり

回答者 よしはむ

添削した俳句: 木の下のカマキリ空を睨みけり

ハオニー さん、こんにちは。
木の下とするより、卵を守っている、死に際であるという状況を上五に持ってきた方が、ドラマチックな句になると思います。

また、カマキリを見つけた作者自身を睨んでいるのでしたら、空とするより天とした方が良いかと思います。天とした方が上を仰ぎ見ている感じがするので、人間と必死に戦おうとしている様を想像しやすいと思います。

点数: 4

門灯の蟷螂翅を開かんと

回答者 ハオニー

添削した俳句: 飛べぬ翅広げ蟷螂空仰ぐ

カマキリは空を飛べないとお考えなのですね
私は飛ぶのが苦手だと考えています

飛べなくて絶望しているカマキリが、もしかしたら飛べるのかも...と翅を広げようとしている
それならカマキリが「空仰ぐ」のは言わなくても伝わっているはずです

「門灯」という場所を入れることで、空までの距離が地べたより近いことがわかります
カマキリへの期待と不安が入り交じった句になるでしょう

点数: 1

八つ切りの洋梨我が義歯に堅し

回答者 ハオニー

添削した俳句: 八つ切りと決めて梨食う入歯かな

考えをまとめるのに時間がかかってしまいましたハオニーです

気になることが1つあります
八つ切りに切った梨を食べる、とは普通の人でも歯が弱った人でも入れ歯の人でも、それほど珍しくないオーソドックスな食べ方だな、と思いました

大きな問題点が1つあります
入れ歯への皮肉さはあるものの、梨という季語が主役になっていないです
それどころか「梨」を「柿」や「林檎」に置き換えてもそれほど変わりません

この点を解消するいい手がないものかと考えていました
ここからは条件を仮定した上で手直しをしてみます

もし「入れ歯でも洋梨が噛みきれないほど歯が弱っている」と書けば、衰えた感じが存分に出せると思いました
入れ歯では音数が多いため、義歯に変えます

八つ切りの洋梨/我が義歯に堅し

シャキシャキした和梨の句は、熟成しすぎたアボカドのような私には無理でした(

点数: 1

小さく切りし梨をほおばる翁かな

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 八つ切りと決めて梨食う入歯かな

表現がとても面白いです。
しかし、入れ歯という言葉を使った句がどうしても思いつかず。
字余りですが「小さく(ちさく)切りし」と大きなものが食べられない様子を表現し、入れ歯の存在をほのめかすだけにしました。

小さく切らないと梨が食べられなくなった年を重ねた読み手自身の感慨が元句の肝かと思いますが、添削句では、梨をほおばるおじいさんの様子を見ている様子を表現するように句意をずらしてみました。もちろん大浦さんは女性ですが、あえて「翁」で。いかがでしょうか。

点数: 1

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