俳句添削道場(投句と批評)

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「三陸の漁師に加護を三社祭」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 三陸の漁師に加護を三社祭

俳句は独学で覚えつつあるハオニーです

三社祭は葛飾なのに、なぜ「三陸の」で始まっているのか...
説明を聞くまでは「韻」を踏んでいるのだと思いましたが、それだけではなかったようですね

浅草神社の神様に関係があるようですから、「漁師に加護を」よりは「漁夫にご加護を」と言った方が、作者が祈る感じが強く伝わってきます

「加護を」にこだわらないのであれば、より強く祈る感じをさらに強く出せます
韻ももっと多く踏みます

三陸の漁夫よ幸あれ三社祭
「命令形」も使いようです

点数: 1

「街角に憂いの影を隠す夏」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 街角に憂いの影を隠す夏

満州逆路さん、おはようございます。

カッコイイ句ですね。
陰と陽を対比させた句って好きなんですよ。
ただ、全部言い過ぎてしまっているのと句切れがないので自分としては本格川柳のジャンルに入れしまいたくなりました。

原句を生かしたままより対比をさせるなら影を隠さずに存在をはっきりさせて

街角に憂いの影を落とす夏

さらに切れを入れて

街角に憂いの影を落とし夏

にすると対比効果と破調の良さがでるような気がします。

もし自分なら

街角に憂いを残し夏来る

裏庭に憂いを残し夏来る

と詠みます。
参考までに。

点数: 2

「愛犬に舐め回される捨案山子」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 愛犬に舐め回される捨案山子

ハオニーさん

こんばんは。
僕の句の素敵な添削をどうもありがとうございます。
ハオニーさんは、うたた寝できないお仕事をされてるんですね(笑)

やっぱりなかなか宗教的な知識を持ってないと、
宗教関係の季語を使うのは難しいですね(笑)。

この句はまるで映画の印象的なシーンを観るような魅力のある句ですね。
大切なワンちゃんが捨案山子を舐め回されるという、
ほんのちょっとした行動がハオニーさんご自身にとって、
大切な印象として心に残ったことが魅力に思います。

この間、三島由紀夫さんのインタビューを観ていたのですが、
三島さんが「道で小さな石ころにつまづいたことでも
時には人生に深く影響を与える出来事として心に残る」と言われてました。
この句にも、そんなことを感じました。

点数: 2

「夏の空入道雲が涙して」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 夏の空入道雲が涙して

はじめまして
自称・理論派のハオニーです

入道雲が泣いているようだ、という詩をつくろうとする意志は感じ取れました
季語が「夏の空」「入道雲」と、2つあります
「入道雲」から読み手が想像出来る景色には、必ず「夏の空」が含まれています
俳句は音数が限られているため、重複表現は基本的に避ける方がいいでしょう

私なりに手を入れてみました
雨が降れば髪が濡れるということで、個人的に面白いと感じた表現があります
「ざんばら髪」は、結った髪を解いたり切ったりしてそのままになって乱れた髪

ざんばらな入道雲の涙かな

点数: 2

「三陸の漁師に加護を三社祭」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 三陸の漁師に加護を三社祭

腹胃壮さん

こんばんは。
いつもお世話になり感謝感謝です。
どうもありがとうございます。

神の表現はやっぱりすごくデリケートで難しいですよね。
切れ字はやっぱりある意味で俳句の究極の追求だと感じます。

この句は腹胃壮さんの故郷の復興も大切に込められた句だと知りました。
お祭りと言いますとなんだか楽しい雰囲気を連想してしまいがちですが、
「加護を」という強い語感のお言葉の巧みなご表現によって、
救済への深い祈りを感じます。

点数: 2

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