俳句添削道場(投句と批評)

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「日向ぼこ刑事の靴も休みおり」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 日向ぼこ刑事の靴も休みおり

酔いどれ防人さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
名月という言葉に含まれた語意による俳句での使い方をアドバイスして下さり、
どうもありがとうございます。
早速、ノートに添削していただいた句を大切に書き写させていただきまして、
何度も暗唱させていただいてます。

この句は、淡くハードボイルドな感覚のかっこいい句ですね。
刑事さんが俳句に出てくるというご表現が、とても新鮮な感覚ですね。
「日向ぼこ」という可愛いお言葉、靴が休むというユニークなご発想から、
大切な表現法を学ばせていただいています。

点数: 1

三陸の漁師に加護を三社祭の批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 三陸の漁師に加護を三社祭

腹胃壮様、こんばんは。三社祭の神様が漁師だったとは知りませんでした。大変勉強になりました。まとまりの良い句だと思います。一点だけ三陸の漁師とすると少し限定的に捉えしまう可能性があり気になりました。漁師に程よい距離の言葉でも良いかもしれません。私は『大漁』として提案させて頂きます。
大漁の加護三陸へ三社祭

点数: 1

「豚汁の湯気や札幌雪祭」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 豚汁の湯気や札幌雪祭

札幌雪祭は季語として成立します
二月に行われるというのも伝わる上に、きちんと季語として
たとえ歳時記に載っていなくても、どんどんチャレンジした方がいいと思います

豚汁をつくる人は、果たして屋台のおじさんなのか、札幌に来る親戚を待つおばさんなのか、札幌の料理屋さんなのか、と想像がふくらみます
それだけ、さっぽろ雪まつりはアツい祭だと言おうとしているのかと思いました

私なら、この「寒暖の差」についての対比をもっと解釈してもらえるようにします
「さっぽろ雪まつり」とホームページではそう紹介されていたので、お祭りの名前の表記はホームページに合わせます

豚汁の煮えてさっぽろ雪まつり

「煮えて」で、豚汁の鍋も心理的な様子でも、沸き立つようなイメージをしてもらおうと考えました

湯気も表現として悪くはなく、個人的には好きですが...
ここを諦めないと違う描写は出来ないのです

長い季語を選択した状態で、多くのことを詰めこむとすぐパンクしますから、このバランスはいつも悩むところです

点数: 2

夏の空入道雲が涙しての批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 夏の空入道雲が涙して

会田様、こんばんは。ハオニー様御指摘のとおり季重なりですね。『入道雲が涙して』よいフレーズですね。涙には、怖い、悲しい、悔しい、嬉しい、はたまた笑い涙なんて言葉もありますね。入道雲はどんな涙の雨を降らしたのでしょうか。こんなことも考えると句の幅が広がることでしょう。私は単純に涙イコール怖いとして鬼瓦を使いました。一句失礼します。
鬼瓦入道雲も泣きにけり

点数: 3

「バス停のダイヤグラム変わる四月」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: バス停のダイヤグラム変わる四月

ハオニーさん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。

ハオニーさんは理系ご出身なのに、
とても抒情的な俳句を詠まれることが素敵です。
いつも、ハオニーさんの僕の句の添削アドバイスで、
僕の俳句芸術の世界観や感性が磨かれます。
どうもありがとうございます。

俳句の破調もすごくかっこいいですね。
五七五ではない摩訶不思議なリズム感で俳句の可能性の広さを
感じます。

ちょうど昨日、『覚えておきたい極めつけの名句1000』(角川ソフィア文庫)という本の中のコラムの「字余り・字足らず」の項を読んでいましたら、
破調についても書かれてました。
ちょっと引用させて下さいね。もし既読であればどうもすいません。
以下、p106よりの引用になります。

 *

 字余り・字足らずは、あくまでも定型を基本とするとらえ方であり、破調のひとつといえる。したがって、自由律ではその概念自体が成り立たない。
 字余りがどこまで許容されるかについては、高浜虚子の
凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり
あたりを限界と考えればよい。その理由は、構造上、五・七・五を四分の四拍子四小節と見て、一小節が八分音符八個(四拍に相当)分、つまり全体で二四音くらいまでなら定型の範囲に収まると考えられるからである。一音を八分音符一つに置き換えてみると分かりやすいのである。
 字足らずは
兎も片耳垂るる大暑かな 
        芥川龍之介
などの例があるが、リズムが悪く、音楽的な効果は期待できない。逆にその不安定な感覚を生かす意図があれば、敢えて字足らずにすることもある。

 *

最後に書いておられる不安定な感覚を生かす意図があれば破調にすることもある、
という意見に僕は大賛成なんですけどね。
僕はまだ、俳句歴5日なので、2、3年はひたすら五・七・五の定型で俳句の基本を体得しようと思ってるんですけどね。

点数: 3

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