去る君の肩へ消えゆく夜店の灯
回答者 ハオニー
添削した俳句: あなたの肩に消えた夜店の灯り
結構悩みました
いい添削ができても18音になってしまい、作者さんのこだわっている「全部合わせて17音」という技法を超えられずにいましたが...
大変ながらくお待たせしました
順番に解説していきます
「去る」という2音分を使うと、その人物が「私を抱きしめてくれたから肩に灯りが消えたのね」という誤解がなくなります
その誤解も羨ましいけどねー こちとら独身でい(ry
詩歌の世界では「君」は意中の人とか恋人とか夫(もしくは妻)を表します
「あなた」と「君」の、1音浮いた分が後々効いてきます
去っていく君はどちらへ行くか分からないので、助詞の「へ」を使います
「灯(あか)り」としなくても「灯(ひ)」で伝わります 2音浮きました
そして「消える」にさらに1音使って、「消えゆく」と複合動詞にして時間経過を出します
これで「いきなり消えた」ではなく、立ち去って「徐々に見えなくなっていく」感じが出ました
調整したら、きちんと五七五に収まりました
破調じゃなくなってしまったことだけが心残りです
点数: 2