俳句添削道場(投句と批評)

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海面に羽ばたき飛んで秋の鳶

作者 大浦美津子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

私の住まいは海辺です。家から眺めていると海面すれすれに鳶が餌を取ろうとしたのか分かりませんがすーと飛び立つ時は羽根を大きく広げ羽ばたいで飛んでいきます。

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秋空と海碧くして鳶一羽

回答者 三日酔いの防人

『海面に羽ばたき飛んで秋の鳶』
海面というくらいですので海スレスレですね。そこから上昇飛行を行った鳶の様子ですね。僭越ですが、数点、まず季語ですが、『秋の鳶』という季語はありませんので、鳶に秋をつけなくても良いと思います。秋の鳶特有の行動があるとすれば、ありですが、また、羽ばたき飛んでの中七ですが、飛んでは切ることが出来ると思います。

点数: 4

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海面を擦れる羽ばたき秋の鳶

回答者 ハオニー

いい言葉を説明に持っています
「海面すれすれ」は絶対句に入れるべき要素です

絶対に必要のない言葉は「飛んで」です
「羽ばたき」なんて言えば「飛ぶ」様子は分かるから要りません
「飛んでいない」ときに限り、「木に止まる」とか「地に落ちた」とかわざわざ言うくらいで十分です
普通なら「羽ばたき」も鳥が出てくるから想像できる言葉ですが、今回は「羽ばたく様子を描きたい」という意志があるため、ここは堂々と残しましょう

そうなると今回1つ、説明にも載っていない分からないところがあります
「羽ばたき」が名詞なのか、動詞なのかです
名詞にすると2カット、切れが生まれます
動詞にするなら1カットで、切れを作らず光景を描写する必要があります

きっぱりと名詞として使うなら
海面を擦れる羽ばたき秋の鳶

きっちりと動詞として使うなら
海面のすれすれ羽ばたく秋の鳶

これらのような方法があります
餌を獲ろうとしていたのか、水浴びしたかったのか、技術を自慢したかったのか、などいろいろな想像ができるものはありました

あとは、「鳶(とび)」は冬の季語とされることが多いので、「秋の鳶」はありだと思います 季語2つと捉える人もいますが、私は「秋の」が強調されて、寂しげな鳶なのだろうなと捉えました
ちなみに悪い例は「夏のパイナップル」という季語をまったく分かっていないものです

点数: 2

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添削対象の句『海面に羽ばたき飛んで秋の鳶』 作者: 大浦美津子
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