蔓草も墓場となりてすがれ虫
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 蔓草の中に集いてすがれ虫
すがれ虫という季語を知りませんでしたので勉強になりました。すがれ虫の小さな鳴き声を詠っておりますので、『集いてすがれ虫』では、大勢で最後に頑張って大声を出している様子が見えてしまいます。私だけでしたらすみません。ですので大須賀一人様御指摘のとおり老いる様子が句意にはあっていると思います。
点数: 3
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 蔓草の中に集いてすがれ虫
すがれ虫という季語を知りませんでしたので勉強になりました。すがれ虫の小さな鳴き声を詠っておりますので、『集いてすがれ虫』では、大勢で最後に頑張って大声を出している様子が見えてしまいます。私だけでしたらすみません。ですので大須賀一人様御指摘のとおり老いる様子が句意にはあっていると思います。
点数: 3
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 海面に羽ばたき飛んで秋の鳶
『海面に羽ばたき飛んで秋の鳶』
海面というくらいですので海スレスレですね。そこから上昇飛行を行った鳶の様子ですね。僭越ですが、数点、まず季語ですが、『秋の鳶』という季語はありませんので、鳶に秋をつけなくても良いと思います。秋の鳶特有の行動があるとすれば、ありですが、また、羽ばたき飛んでの中七ですが、飛んでは切ることが出来ると思います。
点数: 4
回答者 ハオニー
添削した俳句: 縁談やのらりくらりと林檎剝く
縁談がまとまらず母親から「まだ結婚しないの?」と聞かれて困りつつも、のらりくらりと紙一重でうまくかわしている娘のような存在が見えましたね
「のらりくらり」という副詞が、林檎を剥く人物のはっきりとしない様子や漫然としない一句の雰囲気を作り出しています
人物の存在もあり、季語の林檎から「アダムとイブ」、男女の関係も匂ってきました
「縁談や」といい感じで響いています
特に直さなければならないところはありません
このまま味わいましょう
点数: 2
回答者 ハオニー
添削した俳句: 海面に羽ばたき飛んで秋の鳶
いい言葉を説明に持っています
「海面すれすれ」は絶対句に入れるべき要素です
絶対に必要のない言葉は「飛んで」です
「羽ばたき」なんて言えば「飛ぶ」様子は分かるから要りません
「飛んでいない」ときに限り、「木に止まる」とか「地に落ちた」とかわざわざ言うくらいで十分です
普通なら「羽ばたき」も鳥が出てくるから想像できる言葉ですが、今回は「羽ばたく様子を描きたい」という意志があるため、ここは堂々と残しましょう
そうなると今回1つ、説明にも載っていない分からないところがあります
「羽ばたき」が名詞なのか、動詞なのかです
名詞にすると2カット、切れが生まれます
動詞にするなら1カットで、切れを作らず光景を描写する必要があります
きっぱりと名詞として使うなら
海面を擦れる羽ばたき秋の鳶
きっちりと動詞として使うなら
海面のすれすれ羽ばたく秋の鳶
これらのような方法があります
餌を獲ろうとしていたのか、水浴びしたかったのか、技術を自慢したかったのか、などいろいろな想像ができるものはありました
あとは、「鳶(とび)」は冬の季語とされることが多いので、「秋の鳶」はありだと思います 季語2つと捉える人もいますが、私は「秋の」が強調されて、寂しげな鳶なのだろうなと捉えました
ちなみに悪い例は「夏のパイナップル」という季語をまったく分かっていないものです
点数: 2
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 鍬の柄にとんぼや羽を下向けて
輝久様、皆様こんにちは。目の付け所は素晴らしいですね。
『鍬の柄にとんぼや羽を下向けて』
畑に刺さった鍬の柄に蜻蛉が止まっている様子ですね。
季語は蜻蛉、蜻蛉を詠うか、鍬の柄を詠うかで印象が変わりますね。蜻蛉の羽について、『羽を下向けて』と8音使っておられますので『羽休め』とすれば5音で収まります。また、とんぼの後の『や』の使い方に違和感を感じました。鍬の柄に注目させた一句を失礼します。
鍬の柄は蜻蛉の為に刺さりけり
点数: 4