俳句添削道場(投句と批評)

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亡き母よ風に咲える彼岸花

回答者 ハオニー

添削した俳句: 彼岸花母に手向けて風に揺れ

伝わってはいます
「手向け」のおかげで分かる面もありますし、そのせいで理屈っぽい面も出ています

なんといっても「手向け」という表現が説明的なんですよね
川柳なら説明っぽくなっても分かりやすくすることに比重を置くようですが、俳句は目の前の映像を自分の目に映ったまま表現することが大事です
彼岸花が風に揺れる、と言いたいはずなのに、「母に手向けて」が間に来ることで映像が分断されることも気になります

彼岸花が風に揺れて、亡き母が笑ってくれたのかもしれないと重ね合わせるなら、「咲(わら)う」という擬人化が一番です
彼岸花は咲いていて当然ですが、「咲う」を使うだけの理由を作れそうですから、覚悟して使いましょう 擬人法は失敗すると無残なことになるテクニックですから
「手向け」を消すと、母が生きているのか亡くなっているのか分からないため、はっきり「亡き母」とします
風、揺れる、音数の都合上片方しか使えないため、「風」にしました

余談
体言止めのほうが、動詞で終わるよりも余韻がある気がする

点数: 1

亡き母の笑顔重ねし彼岸花

回答者 輝久

添削した俳句: 彼岸花母の笑顔が揺れている

恵寿さま。初めまして。

初心者の私の出る幕ではないですが・・・
原句のままでは、散文的の様な気がします。

お母さん・笑顔・季語となる彼岸花・を織り込んで私なりに変えてみましたが
如何でしょうか。

点数: 3

風に揺れ母の墓前の彼岸花

回答者 腹井壮

添削した俳句: 彼岸花母に手向けて風に揺れ

大浦美津子さん、こんにちわ。

>彼岸花はまるで母からのお礼のように風に揺れました

この「母からのお礼のように」までは詠みこむ実力はありませんでした。

おそらく内容や情報量からすると短歌で詠まれたほうがよろしいのかと思います。

ただ動詞は減らす事はできますのでこのような形になりました。

句意に沿えずに申し訳ありません。

点数: 0

扇風機見守る恋の行方かな

回答者 腹井壮

添削した俳句: 扇風機君との恋を見守りて

百合恵寿さん、こんにちわ。

腹胃壮と申します。

自分は切れ字を使うのが好きなのでこんな形になりました。

句意に沿っていれば幸いです。

点数: 3

秋晴や道路の脇の廃れ船

回答者 腹井壮

添削した俳句: 秋晴れの陸に置かれて廃れ船

大浦美津子さん、こんにちわ。

腹胃壮と申します。

日常の風景の切り取り方がお上手ですね。

秋晴れと廃船のコントラストがよく合っていると思います。

ただちょっと違和感があったのは「秋晴れの陸」という表現でした。
どうせなら「や」で切ってから視点を地上に移行したほうがよいのではと思います。

それとコメントに道路脇とあったので読者に場所をイメージしやすいように「陸」から「道路の脇」に入れ換えてみました。

点数: 3

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